フィンランドのホテルで目にした古家具から着想を得たCOMOシリーズ

令和の家具事典
2024.12.15

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

今月のデイリー連載「令和の家具事典」の担当は、岡山の老舗家具メーカーから生まれた人気家具ブランド・モモ ナチュラル。トレンドに左右されない普遍的なデザインが魅力で、長く愛用できる家具が揃っています。15回目はCOMOシリーズについてです。

アルダー材の魅力を伝える – COMOシリーズ


フィンランドのフィスカルスという村で泊まったホテルのロビーにたたずんでいた魅力的な家具。 いわゆる北欧のアンティーク家具ではなく、ホテルのオーナーが特別に注文したその家具は、日本ではあまり見かけない、家具の側面にも無垢の板が使われた贅沢なつくりのもの。 古ぼけていたけれどなぜか気になる、何とも言えない存在感に魅かれて、機能性とともにその温かな木の魅力を感じることができるCOMO(コモ)シリーズが生まれました。

無垢材ならではの存在感


COMO CHEST LOW(COM-05) W830 D400 H785mm \79,000


アメリカンアルダー材の魅力は、何よりもその優しい木目と手触り。その特徴をより活かすために、オイル仕上げにしています。そのアルダー材をより感じられるように天板、前板だけではなく、胴も無垢で作ることで、アルダー材の木肌を十分に感じ、長年を掛けて、経年変化を愉しみながら使う家具にしました。包まれるような優しさを込めて作られた、テレビボードやチェスト、デスクのアルダー材のリビングシリーズCOMO。正面から見るより斜めから見ることが多いリビング家具だからこそCOMOは、天板のみではなく、側面も無垢材にしています。どの角度から見てもアルダー材の温かみを感じられて、家族のひとときにそっと寄り添ってくれるようなシリーズです。

COMOシリーズの代表的な存在、COMO CHEST


COMOシリーズの代表的な存在、COMO CHEST。特徴は、メリハリのあるデザインと北欧家具にあるような丸みのある脚。無垢材で組み上げた家具の中でも、天板、胴、地板は板厚が20㎜に対し、中胴は15㎜と変えてメリハリをつけることで、フィンランドで惹かれた家具のような印象深い家具へと変わります。

丸みのある取っ手


COMOシリーズの印象を決めている要素として、取手も大きなポイントです。家具本体のアルダー材の持つ滑らかな木目を活かすため、取手もアルダー材にし、サイズを小さく、丸みを付けました。指先に馴染み掴みやすいようにデザインされた取っ手は毎日使う家具だからこそ、無垢の温かさを一番触れる部分にもなります。

 

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