3人家族が暮らす90㎡の平屋。土間リビングの窓から見える緑豊かな借景が素敵!
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
東京で家を建てようと計画中のOさん家族。土地を決めて、間取りや内装を決める段階に入りました。けれど、いろいろ思いを巡らせしすぎて、行き詰った様子。そこで、家づくりを依頼する工務店「オレンジハウス」の船水さんがOさん夫婦におすすめの物件を紹介してくれました。
船水さん:間取りで悩まれていますね。
パパ:そうなんです…。
船水さん:ご希望は “自然建材を生かす” “将来も暮らしやすい” “LDを広くとる” “リビングから庭の植栽が見られる” ですよね。
パパ:そうですね。
船水さん:そのご希望に近い物件があります。こちらのYさま邸です。
家族構成:夫婦+子ども1人
間取り:3LDK+ガレージ
敷地面積:260.17㎡
延床面積:90.67㎡
竣工:2022年
構造:在来工法
船水さん:お施主様に家づくりについてのお話しをお伺いしていますので、ぜひご参考ください。
ヴィンテージ家具と木を生かした内装がよくなじむ平屋
Q.完成したのはいつごろですか?
2022年10月です。家づくりの計画がスタートしたのは2021年の年末くらいです。
Q.家づくりのきっかけは?
マイホームには憧れていましたが、なかなかタイミングがなくて。でも、コロナによって家ですごす時間がふえたことで、ゆとりのある暮らしに憧れるようになり、家づくりを本格的にスタートさせました。
Q.家づくりでこだわったことは?
私は古民家のような家に憧れていて、妻はクラシカルな洋風の家が希望でした。どちらかの意見に合わせるというより、それぞれの好みをミックスしたスタイルがいいよねってことで今の内装に落ち着きました。たとえば、土間や板張り天井、現しにした梁のような古民家のテイストを生かしつつ、幅広の巾木を採用してクラシカルな洋風のエッセンスを取り入れていれました。
Q.間取りでこだわったことは?
マイホームを建てる前は、いろいろな賃貸住宅に住んできました。どの家も暗くて風の通りが悪いのがストレスだったので、快適にすごせて開放感のある家を目指しました。そのひとつがリビングと玄関を一緒にさせたことです。
Q.玄関をなくしたのはどうしてですか?
いちばんの理由は、各部屋を広くとるためです。
Q.シューズクローゼットはありますか?
テレビを掛けている壁の後ろが収納です。靴やアウター類のほか、ブルーレイレコーダー置き場やDVD収納も兼ねています。
Q.窓つき玄関はどこのメーカーの商品ですか?
「プロファイルウインドー」のものです。見た瞬間ひと目ぼれして、採用したいと考えていました。
Q.窓があることで、外からの視線は気になりませんか?
わが家の玄関は道路から離れた位置にあるので、通行人の視線が気にならないんです。
Q.大きな窓から見える植栽も印象的ですね。
この緑は隣の敷地に植わっているものなのですが、素敵なので、借景として生かすことにしました。ウッドデッキも広くとり土間リビングともつながりをもたせたことで、外との距離が縮まりました。この土地は高台に位置しているので、山も見えて、自然を感じられるところが気に入っています。
Q.土間は冬場寒くないですか?
床には断熱材が入っているので、寒さを感じにくくて、素足でもすごせました。薪ストーブはこだわりのひとつで、「ヨツール」のF500を採用しました。暖をとるだけでなく、癒やしの効果もあります。炎を眺めながらぼーっとする時間が好きです。
illustration:シホ
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