名作「アンダーセン」の木製窓。自然素材ならではのデザインと、断熱性に優れた逸品だった!
※Come home! webに掲載された記事を転載しています
家づくりにおいて、楽しみなのが内装計画。床材や壁紙、階段、ドア、水栓金具、スイッチプレート…など、さまざまな建材の中からお気に入りのものを見つけるワクワク感や、それを組み合わせるコーディネートのおもしろさがあります。そんな内装を考えるうえで、こだわってほしいのが窓。壁の大きな部分を占め、視界にも入りやすいので、内装をセンスアップさせるために大事な要素になります。そんな窓で人気を集めているのが「アンダーセン」の窓。家づくりを計画中のOさん家族がその魅力を聞きました。
ママ:どんな内装にしようかな。考えるだけでワクワクしちゃう。やっぱり床は無垢材で壁は白。階段の手すりとかドアとかは木製がいいな。照明はお願いしたい作家さんがいるんだ。
パパ:そ、そんなに考えてたんだ。知らなかった。でも、内装は俺もこだわりたいな。
ママ:いや、内装は私が考えたい! 希望があればプレゼンしてね。
パパ:…まぁ、床や壁とかは方向性同じだからいいけど、こだわりたいのは窓なんだ。
ママ:窓? そんなに重要?
パパ:めっちゃ重要だよ。窓によってけっこう部屋の印象変わるんだよ。
ママ:ふーん。そうなんだー。
パパ:「アンダーセン」ていうアメリカのメーカーがあるだけど。そこの窓、めっちゃいいから。
ママ:だから、どういいの?
パパ:ん~、そう言われると…。聞いてみるよ。
年間700万窓を生産しているアメリカの老舗メーカー
お話しを伺ったのは
「上野住宅建材株式会社」上野さん
パパ:あのー、「アンダーセン」の窓をマイホームに取り入れようと考えているんですが。ただ、「アンダーセン」についてあまり知らなくて。教えていただけますか。
上野さん:はい。1903年に創業した、アメリカ・ミネソタ州に本社を構える木製サッシメーカーです。北米でシェアNo.1を誇り、さまざまなアワードを受賞しています。
パパ:100年以上前からある老舗メーカーなんですね。「アンダーセン」の窓と言えば、木製というのが特徴ですよね。
木と樹脂を組み合わせたハイブリッド構造だから耐久性も◎
上野さん:はい、自然素材を生かした内装にも合うよう、木製にこだわっています。
パパ:でも、木だと、湿気や温度変化の影響で、反ったり、割れたりしないんですか?
上野さん:木は自然素材のため変化は起こりますし、ひとつひとつに個体差もあります。ただ、「アンダーセン」の窓は外側を樹脂被覆しているため、自然素材の弱点を最小限に抑えることができます。ハイブリッド構造なので、木ならではのあたたかみやデザイン性はそのままに、耐久性を高められています。
パパ:なるほど。それなら安心ですね。
上野さん:創業以来、木材はポンデローサパインの無節材を使っています。ポンデローサパインは北米に多く生えている木であり、材料の仕入れが安定していて、かつ加工のしやすさ、節のない箇所がとれる素性のいい木であることから採用しています。
パパ:木目が美しくて高級感のある雰囲気がしたのは、木にこだわりがあったからなんだ。
上野さん:木部の色はインテリアに合わせて塗装することができます。また、開閉バリエーションはケースメントウィンドウ、オーニングウィンドウ、ピクチャーウィンドウなど、全部で10種類あり、外装樹脂カラーは全7色から選べます。ハンドルのデザインも種類がありますので、お部屋のスタイルに合わせてセレクトできます。
夏は涼しく、冬は暖か。日焼けを防ぐことにもひと役
パパ:いろいろ種類があるから選ぶのも楽しそうですね。デザイン面のよさは理解できました。性能面ではいかがですか?
上野さん:「アンダーセン」の窓は断熱性能が高いため、冬場の冷たい外気温を室内に伝えません。そのため、室内は暖かく快適に過ごせます。室内は暖かくなり、結果的に結露を防ぐことにもつながります。また、紫外線を大幅にカットしてくれるので、夏場に涼しく過ごせるという特徴もあります。大切な家具やカーテンを日焼けから守ってくれるというのもよさです。
パパ:せっかくのおしゃれな窓だからカーテンをなるべく開けて使いたいと思っていたけど、家具や床への日焼けが気になっていました。でも、それを聞くと安心です。あと、最近、侵入犯罪がニュースでよく取り上げられているじゃないですか。防犯面はどうですか?
上野さん:ガラス面積の大きい掃き出し窓(グライディングパティオドア、アウトスイングパティオドア)は強化ガラスが標準採用されています。それ以外の窓はオプションで強化ガラスに変更することもできます。さらに防犯機能を高めたい場合は、防犯ガラスも選ぶことができます。
パパ:よかった。それはいいですね。それと、お手入れは必要ですか?
上野さん:天然の木材を使用しているので、乾燥させることが大切です。定期的に窓を開けて換気することをお勧めしています。金具の開閉部分は動きが悪くなったと感じたら、シリコンスプレーを塗布することでスムーズになります。また、年に2回程度はシリコンスプレーを塗布しておくと金物の消耗を抑えることができます。「アンダーセン」で使用されている部材はすべて自社オリジナル製品ですので、現在でも約50年前の製品に対応した部材を入手できます。そのため、将来的なメンテナンスコストを抑えることにもつながります。
パパ:50年前の製品に対応した部材が手に入るのか。すごいですね。長く親しまれてきた理由がわかった気がします。ありがとうございました!
Oさん夫婦で話し合い。その結果…
パパ:…ということなんだよ。どう? いいでしょ。
ママ:うん。見た目も性能もメーカーの思いもいいね。採用しよう!
パパ:よし!
illustration:シホ
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