初めてアンティークを取り入れる方におすすめ「優美な花台」

令和の家具事典
2024.05.10

※Come home! webに掲載された記事を転載しています


ICCA(イッカ)」が取り扱う家具は、材質や造り、デザイン、様々な視点から選りすぐった大正時代の逸品たち。そこには、当時の名もなき名人たちの美意識や思いやりが詰まっています。

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No.09
「優美な花台」

 

花のある暮らし

お気に入りの花瓶に、花屋さんで目に止まった花を一輪活けてみる。
空間の中では小さな変化かもしれませんが、部屋に彩りが生まれ、心地よい場になります。
憂鬱になりがちな雨の日も、花や植物があることで、愛おしく感じられることもあります。


花台という家具は、必ずしもなければ暮らせないというジャンルのものではありません。

しかし、あるとぐっと暮らしが豊かになる。

花や植物を暮らしの中に、自然と取り入れる習慣が生まれる。
小さく、日常の中に彩りを添えてくれる家具です。

アンティーク和家具の花台はコンパクトなものが多く、置く場所を選びません。
この花台もw37cmとコンパクト。すでにある程度インテリアが完成している空間でも取り入れやすい家具と言えるでしょう。

 

実はお買い得なアンティーク花台



これはあくまで作り手目線ですが、花台はとてもお買い得な家具だと思っています。
というのも、花台は構造的な仕様はほとんどテーブルと変わりません。
大きさが違うだけ。

加えて花台のほうが装飾や造りが凝っているものが多いですから、作る手間は、テーブルより大変なこともあります。

この花台はいたってシンプルなデザインですが、脚が斜めに転んでいることや、脚元に向かって細くなっているテーパーデザインになっていたりして、とても手の混んだ造りをした作品です。
花台は作られていた当時の価格では、かなりの高級品で、買える人はきっと限られていたことでしょう。でもアンティークとしては、テーブルよりサイズも価格もずっと取り入れやすい。

アンティークを取り入れたことのない人におすすめするとしたら、まず花台とお答えします。

「凛とした花台」
W37cm×D37.8cm×H49.2cm
MATERIAL:桜材

 

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