究極にシンプルなデザインが時代を超えて愛されるパーソナルチェア「PK22」

※Come home! webに掲載された記事を転載しています

「これでいい」ではなく「これがいい」があるお店。「CONNECT（コネクト）」は、シンプルで心地よい暮らしをご提案しています。作り手とお客様の心地良い暮らしの架け橋になれるよう情報発信をさせていただいています。

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No.28
フリッツ・ハンセン
PK22ラウンジチェア

究極にシンプルなパーソナルチェア

FRITZ HANSEN（フリッツ・ハンセン）の中でもプレミアムなラインとしてポール・ケアホルムがデザインした「PKシリーズ」があります。
その中でもPK22は代表的な名作であり一番馴染みのあるラウンジチェアです。
ポール・ケアホルムは美しい家具をデザインするために素材としてステンレススチールをいち早くとり入れました。
素材の探求を重ね、デザインの一つ一つに自然本来の美しさを生かすということを最も大切にしてきたデザイナーです。

こだわり抜かれた素材

ポール・ケアホルムは、北欧家具ではあまり使われていないスチールという素材を、“木材やレザーと同様に、スチールも風合いを増してゆく芸術的な素材だ”と捉え、高級な木材のように扱い、新しいスチールの構造を生み出しています。
「大切なのは、私ではなく、素材の個性を表現すること」とし、スチールの表面の光の屈折は自分の作品の重要な要素だと考えました。

また自然界にいた時の色合いや表情をできる限り残すというコンセプトも大切にされており、天然素材の質感や風合いは、人が創り出したどんなものより美しいと考えていました。
ポール・ケアホルムは生前、緑のレザーを張ったソファを作ってほしいと依頼されたものの、「自然界に緑の牛はいない。」という理由で断ったという逸話があるように、自然界に本当に存在する色しか基本的に使われていません。
PKシリーズに使われている素材は「この世で手に入れられる一番いいもの」と言われています。
だからこそ経年変化を楽しみ、大切にお手入れしていくことで、新品とはまた違った美しさや愛着を見出しながら育てる喜びを味わうことができます。

デザインの背景

ポール・ケアホルムはデザインにおけるコンセプトとして、“美しさの基準は自然界にある”という言葉を掲げています。
PK22のフレームは木や自然界からインスピレーションを得て、デザインされたと言われています。まるで、自然界で枝が伸びていくような生命力さえも感じさせます。
PK22は、究極にシンプルで無駄をそぎ落とした美しさを表現しているデザインです。

「構造とデザイン性の高さから生まれる快適な座り心地」

ポール・ケアホルムの家具には、そぎ落とされたデザインの中に、使ったときの快適さがあります。
PK22は、左右のフレームのみ(画像赤線部分)で座面と背もたれを支える担架のような構造です。
また、座面下に湾曲したステンレスパーツを入れることで美しい脚の形状はそのままで座った時に脚が前後に広がらないように保たれ、構造上高い強度を備えています。
座面や背もたれにウレタンなどの中材を使っていない代わりに耐久性のあるキャンバス地をフレームに張り、その上から生地を張り仕上げています。

このような構造のため、長年使っても中材がへたることがなく、生地が伸びきることもありません。薄くて硬そうな見た目ですが、硬いフレーム部分が身体にあたらず、長時間座っても沈みこみすぎないやさしいかけ心地です。

こだわり抜かれた素材や究極にシンプルなデザインだからこそ、PK22が時代を超えて愛されているのだと思います。

FRITZ HANSEN（フリッツ・ハンセン）／PK22
Material：本体／ステンレススプリングスチール（サテン仕上げ）
Textile：ラタン、キャンバス、レザー
Size：W630×D630×H710（約mm）、SH350（約mm）
＊Webショップでは、さまざまなタイプを取り揃えています。
＊数量限定のPK22リネンタイプもございます。

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