広島編vol.4 スパイスカレーとコーヒーで極上の一区切りを「fin.stand(フィンスタンド)」
厳島神社・原爆ドームと2つの世界遺産を有する広島県。「神が宿る島」といわれる宮島は日本三景に数えられ昔から多くの人々を魅了し続けています。
広島市で古本屋とギャラリー「書肆翠(しょしすい)」を営んでいる柴田さんに広島市内の素敵なお店をご紹介いただきました。是非、旅行の計画を立ててみてください。
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広島編、最後にご紹介するお店は知る人ぞ知るコーヒーとスパイスカレーの名店、fin.stand(フィンスタンド)さんです。
広島パルコの近く、並木通りから路地に少し入った一角に位置します。
店内に一歩入ると、コーヒーとスパイスの良い香りに包まれ、それだけで癒されます。
常時コーヒーは約60種、スパイスは40〜50種類の取扱いがあるそうです。複雑なスパイスの調合とコーヒーの焙煎などを、オーナーの宮田さんは日々研究されています。そんな香りの研究者の一面とは違って、カウンターでは気さくに楽しくお話しをしてくれる宮田さん。
決まったメニューはなく、会話のなかでオーナーおすすめの一杯を選んでもらえるスタイルです。コーヒーマニアも初心者にも嬉しいサービスですね。
今回取材のときに私がお願いしたのが「中深煎りで香りの強いコーヒーを」。fin.standのオリジナルブレンド、ビター&スイートをチョイスしてくれました。ざっくりしたオーダーにも的確に対応。さすが!
スパイスカレーは定番のバターチキンと時々で入れ替わり。私のイチオシは、合いがけカレーに悪魔的卵のトッピングです。(トッピングやおつまみのナッツも焙煎されています)
宮田さんはコーヒーチェーン店のマネージャーを経て、「香り」をコンセプトにしたカフェを開きたいと独立。現在コーヒーとスパイスカレーの店は増えましたが、当時広島では先駆けとなります。
「店名のfin.はフランス映画のエンドロール。一つの映画が終わり、余韻に浸るイメージです。コーヒーやスパイスなどの心地良い香りに包まれて余韻に浸る時間を過ごして欲しい、そんな想いを込めて名付けました。日々の忙しい時間が終わり、立ち寄ってくださった方に”極上の一区切り”を提供していきたいです。そしてこれからも香りの深化を求めていきます」とのこと。
「香りの魔術師」(とは呼んだことないけど)のカフェは、旅の余韻に浸るにはピッタリの場所です。
今月4回にわたり、広島のお店を紹介いたしました。
今回取材というかたちで知人の店主さんたちとお話しをしてみると、今まで知らなかった一面が見えて、面白く大変勉強になりました。
皆さん、芯が通っていて、熱く、ロマンチック。そして、それぞれの物語があります。
人や場所との出会いが旅の醍醐味。広島旅の一助にしていただけますと嬉しいです。
ありがとうございました。
広島県広島市中区三川町4-19 サンビレッジ並木1F
TEL:070-8906-6589
営業時間:月・火・日曜日 11:30-19:00
金・土曜日 11:30-22:00
定休日:水曜・木曜
https://coffee-curry-fin.com/
Instagram:@fin.stand_hiroshima
MAP:D
日本、〒730-0805 広島県広島市中区十日市町2丁目10−23 沖本ビル
日本、〒730-0854 広島県広島市中区土橋町6−29
日本、〒730-0016 広島県広島市中区幟町5−10−1
日本、〒730-0029 広島県広島市中区三川町4−19−3
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