日本最古の遊戯おりがみ「コチャエ」デザインの連鶴

～ UGUiSU the little shoppe（ウグイス・ザ・リトルショップ）より vol.17 ～

連鶴とは、1枚の紙に切り込みを入れて、多数の折鶴を完全に切り離さず、くっついた状態のままで折る連なった鶴の折り紙のこと。日本最古の遊戯折り紙とも言われています。

1797年（寛政9年）京都の吉野屋為八によって初版が発行された「千羽鶴折形」に見られる49種の折形から「妹背山」「楽々波」「青海波」の3種類を、デザインユニットの"コチャエ"がデザインを付けて生み出したのが、このグラフィックおりがみ。あらかじめ切り込みが入っているので、比較的簡単に連鶴を折ることができるんです。・・・とは言っても、３種類ある中でこの写真の「青海波」は鶴の数が一番多く最も難易度が高いので、私が試したときはコツをつかむまではかなり苦戦しました。ですが、こんな折り紙を思いついた人はすごい！と感心しながら頑張って折り、出来上がったときにはちょっとした達成感がありました。２回目はもう少しきれいにできるはず、と再チャレンジしたいところです。

机に向かって紙を折る、という行為は不思議と背筋がピンと伸びて程よい緊張感があり、無心になれるのでおすすめです。

写真・文／こむらひかる

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