四季を感じる榊麻美さんの盆栽

〜「ao+水玉／アオトミズタマ」より〜　vol.29

今日は自然豊かな長野県諏訪市で、植物と共に暮らしながら草花や木々の魅力を伝えるための活動を行っている榊麻美さんの盆栽をご紹介します。

オリジナルの鉢にしつらえた植物たちがいきいきとしていて、眺めているだけでこころ癒されます。

榊さんは盆栽に使われている器もご自身で作られていて毎年少しずつ変化を重ねながら今のかたちに。榊さんの手によって鉢も植物たちもより自然に近いかたちで存在しているなぁと感じます。のびのびと気持ちよさそう。

上から眺めた景色もまた素敵。あけびの丸い葉の可愛いらしいこと。

この写真の盆栽は、以前に当店で開催した榊さんの展示の際、自分用にと最後にいただいたもの。

夏には青々と葉を伸ばし、秋には紅葉、冬前には落葉して幹だけの姿に。そして雪が溶けて春を迎えたころから新芽が芽吹き、今はわさわさと葉をつけて気持ちよさそうに。小さな鉢のなかで四季の景色をその時々で感じさせてくれました。 

榊さんが活動されるにされていることのひとつに「診る」があります。
ワークショップでつくった盆栽や展示会でお買い上げいただいた植物たちのメンテナンスやご相談を受け付けて教えてくださること。

初めての盆栽との暮らしはちゃんと育てられるか少し不安でしたが、もしなにかあったときには榊さんに診てもらおう。それが心にあったことはとても心強かったです。
そして春に新しい芽がでてきてくれたこと、とてもうれしかった。

植物に触れたり、ともに暮らすことで皆さんの日々の暮らしがほんの少し豊かになってくれるきっかけになれたらうれしいです。 

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