ふんわりと軽い縮絨ウールの「holk」×「Deife」オーバーコート

おしゃれさんコーディネート
2024.12.05

皆様こんにちは。静岡県浜松市のセレクトショップ「Deife(デイフェ)」の神宮寺です。
あっという間に12月。毎年言ってますが今年も駆け足で過ぎていきました。


暑かった秋が終わり空気の冷たさから冬を感じる日も出てきました。いよいよ冬のアウターの出番です。少し前に薄手のアウター類やカットソーを一通りお洗濯し奥にしまってあった冬物のアウター類をメインのハンガーにかけ、今週はニット類、カットソー類も整理しましたが、例年よりだいぶ遅めの動き。気候がこれだけ変わってくると、商品セレクトや提案の仕方も少しずつ変えていかないとなと感じた秋でした。 

さて、今回はこれからの季節におすすめの「holk(ホーク)」に別注したふんわりと軽く暖かな縮絨ウールのオーバーコートをご紹介させていただきます。

「holk(ホーク)」の縮絨ウール素材は尾州の熟練の職人さんの高い技術を要する加工です。手もみで何度も洗い丁寧に縮絨された素材はふっくらとして軽く暖かく冬の幸せを感じます。デザイナーの山本さん曰く、「holk」の服は生地のデザインが8割とのこと。思いのこもった生地もじっくり堪能してください。


こちらのコートは製品を大きめに仕上げてから職人さんの手仕事にて縮絨加工する製品縮絨加工の為、表生地のウールに縮絨をかける際に製品に多少の歪みが生じます。また、表生地と裏地の縮率差により袖口や裾部分から裏地が見え隠れする場合もありますがこの方法で行う縮絨の特徴となります。仕立ても美しく上品なのにどこかきちんとし過ぎず、力の抜けた雰囲気に。それこそが製品縮絨の魅力で長年私も虜になっています。



こちらはブラック。
先日より店頭、オンラインストアで販売中ですので記事が出る頃にSOLD OUTになっていたら申し訳ございません。

「holk(ホーク)」前身のブランド時より長らくお取り扱いさせていただいている縮絨ウール素材のコート。

今まではもう少し薄い素材や着丈の短いもの、チェック柄などはあったのですが、色々お取り扱いさせていただく中で、縮絨ウールで真冬にしっかりと対応できるスタンダードなコートがあったらな…と昨年よりふつふつとイメージしており、展示会でデザイナーに相談。今期ついに「Deife」別注という形で実現できました。(歓喜)



ばさっと羽織る後ろ姿もいい雰囲気です。

このオーバーコートは過去にも「holk」でさまざまな素材でリリースされてきた人気のデザインです(私はコットン素材を愛用中)。シルエットとサイズ感がなんとも絶妙で、素材が柔らかいというのもあると思いますが、不思議と小柄な方から、背の高い方までさまざまな体型の方にしっくりきます。

もう1色はカーキ。


経糸をブラウン、ヨコ糸をグリーンで表現した色はブラウン調の奥深いカーキに仕上がっています。




襟を立てても自然です。


こちらは夕暮れに撮った画像なのでかなりブラウンに見えますが実際はもう少し緑みがあります。
下の方の画像で確認いただけます。


よく見ると糸の色が見えます。


比翼仕立てのすっきりとしたデザイン。サイドと内側にもポケット付きです。




同素材のペンシルスカートと。
このスカートも穿いてるとどんどんポカポカしてきて冬場の強い見方になってくれそうです。


前を開けてさっと羽織る姿も素敵ですが、襟を閉めた時の佇まい、襟の立ち方もとても美しく
この雰囲気もとても気に入っています。
収まりのいい襟元でファンデーションなどがつく心配もないのも◎
Inにマフラーを忍ばせる着方もお気に入り。これは何年も前に見た海外のスナップショットで70代くらいのめちゃくちゃかっこいいマダムが近い感じにしていていつか真似したいと思っていた着方。ついにできました。笑



鉄板のデニムと。「ordinary fits(オーディナリーフィッツ)」新作のワイドデニム。なんでもまとめてくれます。


真冬は指なしグローブ必須。昨年より人気の「GLEN GORDON(グレンゴードン)」RIB HAND WARMER。

コートの別注は初めてでしたが、今回は自分もお気に入りで着ている形+長らく愛用している縮絨ウールとの掛け合わせということで、安心感もあったのですが、何せ大物商材なので少しドキドキしましたが、サンプルが上がった時、「そうそう、こんなのが欲しかった』と大興奮でした。
先日ご購入いただいた方からは涙が出るような嬉しいお言葉もいただき、思い切ってオーダーしてよかったなと思いました。



デイリーにラフにデニムに羽織っても堅苦しくなくいい雰囲気だし、くたっとしているのに上質な素材感と仕立ての良さでフォーマルなーシーンににもしっくり馴染みむとても幅広く着ていただけるコートです。



そして大人世代には重要な重さ問題ももちろんクリアできていると思います。

ユニセックスの程よいオーバーサイズ感と裏地にはキュプラの生地が張られているので、厚手のニットやスウェットなどにも楽に羽織っていただけます。ウール縮絨素材はとても柔らかい素材感のため、袖をロールアップしたり、襟を立てたり、開いたりもとても自然です。

 


昨年はこれのチェックバージョンを80歳の爆イケの小柄なお客様に買っていただきました。これから年齢を重ねていっても着ていただけるコートになっていると思います。

コートが主役になる冬場。
アウターお探しの方、ぜひ候補の一つに入れていただけたら嬉しいです。

 

今回も画像はカメラマンのkanaさんが撮ってくださいました。
光の捉え方が素晴らしくkanaさんの手にかかるといつもの佐鳴湖が美しい世界に変身します。


ポストカードにしたいくらいお気に入りの1枚。
最後までご覧いただきありがとうございました。

holk for Deife / 縮絨 wool over coat ¥83,600

 

photo:Kana Kurata

 

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