植物の繊細な美しさが表現されたkico さんのアクセサリー

〜「Fosset／フォセット」より　vol.31〜

今日は、静岡市を拠点に活動されている、「kico（キコ）」さんのアクセサリーをご紹介いたします。身につけることで、植物の繊細さ、儚さを感じられるアクセサリーをコンセプトに、布でつくった植物に刺繍を組み合わせてアクセサリーを制作されています。

kicoは、ki = 木 、co = 小さな から名付け、ほろほろと儚く繊細な小枝をイメージされています。
全て白い布から作られていて、布の加工から、カット、染め、刺繍、仕上げまで、植物のかたちにひとつひとつ手作業で丁寧に制作されています。小さな花びらから茎、葉っぱまで全て手作りなんです。「まるで本物みたい！」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。

完成した布花のアクセサリーは摘んできた花をそのまま表現したような、植物の繊細な美しさが伝わってきます。

こちらはお気に入りのシロツメクサのシリーズ。子どもの頃、よく花かんむりや指輪を作っていたことを思い出します。近くの広場で四つ葉のクローバーを探したこと、夢中で花かんむりを作って楽しかったこと、それが枯れていってしまう淋しさも蘇ります。「懐かしい気持ちになります」「本物みたいだけど枯れないから長く身につけられますね」と嬉しいお声も。

お花をそのまま表現されたkicoさんの布花アクセサリー。ブローチの他に、ピアスやイヤリングも作られています。

シンプルなワンピースやブラウス、ニットと合わせたり、ハレの日の装いにもおすすめですよ。作品の柔らかな色合いと優しい佇まいはkicoさんのお人柄をあらわしているよう。

まだまだ寒さが厳しい冬の季節ですが、植物の繊細な美しさを表現された布花アクセサリーで、一足先に春を感じてみてはいかがでしょうか。

今日で「Fosset」の連載は最終回となりました。一ヶ月の間、お付き合いくださり読んでくださった皆様、サポートしてくださった編集部の皆様、本当にありがとうございました。これからも、皆様の日々の暮らしがほんの少しでも豊かになるお手伝いができたら嬉しいです。お近くにお越しの際は、ぜひ店舗にもお立ち寄りくださいませ。
 

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