The Old Grey Breweryができるまで
〜「haku 生活洋品店」より〜 vol.3
本日は私たちの関連事業である、クラフトビール醸造所「The Old Grey Brewery(ジ オールドグレイ ブリュワリー)」の誕生までのお話です。「haku生活洋品店」から徒歩で10分程の町内にある「The Old Grey Brewery」は「brew gallery」と同じ敷地内にあります。
この醸造所が始まったきっかけは設立メンバー栗原と十河との出会いでした。まず夫と栗原とは東京時代からの古くからの友人で一緒に旅をしたりコミュニティーを立ち上げたり、若い頃から将来のビジョンを共有していました。
彼が私たちが経営する「haku hostel 」にも度々足を運んでくれるようになり、当時施設内にあったタップバーで道産のクラフトビールを一緒に楽しむうちに白老でオリジナルの醸造所を作る計画が生まれました。
一方その頃「帯広ビール」のシュバルツ(黒ビール)を夫が大変気に入り、家族で醸造所を訪ねた時にお会いできたのが醸造家の十河(そごう)でした(現地で飲んだシュワルツの美味しさはまた格別でした)。
夫と栗原の計画に十河の力を合わせたら白老でクラフトビールの醸造所が実現するのでは、とこの計画が具体的に始まったのです。しかし、それから実際にビールをを仕込めるようになるまでに沢山の時間がかかり、難しい局面もありました。
苦労したことで一番印象に残っているのは酒造免許を取る過程でした。醸造所が建設された土地の特殊性から構想から取得までに4年もかかってしまいました。
度重なる書類の提出、関係者との協議などを経てようやく許可書を受領した報告を受けたのは2024年の7月。本当にほっとしたのと同時になんだかすごいことが本当に始まってしまったというちょっとした怖さがありました。
このようにして我々はめでたくクラフトビールを作り始めました。2024年8月のことでした(ビールの紹介へと続く)
写真1・2枚目:撮影:Ryouichi Kawajiri
写真2 醸造長の十河
写真3 醸造所、ギャラリーのスタッフと
左から3人目が十河、4人目が栗原、5人目が夫の菊地
北海道白老郡白老町大町2-1-23
営業時間:11:00〜16:00
定休日:日・月・火曜日
https://hakuhostel.com
Instagram:@hakuhostel
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