和歌山編vol.1　フィンランドの文化や作品に触れられる「KORVAPUUSTI（コルバプースティ）」

こんにちは。昨年の【小さな旅：フィンランド編】に続き、実店舗があります和歌山市を中心に和歌山北部のエリアのお店をご案内をさせていただきます「KORVAPUUSTI（コルバプースティ）」の岩城真理です。

和歌山市は、大阪中心部から電車で約１時間ほどの場所にあります。私は移住した当初からお店の店主との会話を楽しめる距離感やゆったりとした空気が心地よいなと感じています。【和歌山編】では、店主の想いが伝わり多様な文化が感じられるお店を巡りました。3月の連載ぜひお付き合いください。

まず1回目は、「KORVAPUUSTI」を紹介させていただきます。
和歌山市の和歌浦に約3年前にひっそりとオープンしました。北欧・フィンランドをコンセプトにしたお店で主にフィンランドのヴィンテージ食器や絵本、テキスタイル商品をご紹介しており、年に数回イベントや企画展も開催しています。

旅で訪れたフィンランドに魅了され、2011年頃からフィンランドに通っていますが、訪れる度にわくわくする気持ちは今でも変わりません。ネットショップの運営を2014年にスタートしましたが、コロナ禍を通してフィンランド文化や作品を皆さんと共有できる場を作りたいと思い店舗をオープンしました。

店舗は、南海和歌山市駅からバスや車で約20分ほどの距離です。
近くには和歌浦天満宮、紀州東照宮、玉津島神社があり、風光明媚な海と山も近くにある自然豊かなエリアです。近年、素敵な店舗のオープンも続いていますので和歌浦を歩きながら巡っていただけると嬉しいです。

昔、漢方の薬屋さんだった場所をリノベーションし、フィンランドらしさを感じていただけるような空間を目指しました。

店舗に飾っていますERI SHIMATSUKAの「松の木のテキスタイル」は、和歌山の工場で生産しており、フィンランドと和歌山を少しでも繋ぐことができ嬉しく思っております。

また、現地の絵本出版社Etana Editionsとの出会いからフィンランド絵本の日本語版を出版したいという想いが強くなり、小さな出版社も立ち上げ運営しています。日本にはない色合いやストーリーの世界に引き込まれました。
現在、２冊の絵本『風と出会う日々のこと』と『エップのひっこし きいろい おうちの ゆかいな人たち』を出版しております。お子さまから大人の方まで、ぜひフィンランド絵本の世界を覗いてみてください。

とても小さなカフェスペースですが、北欧発祥のお菓子のパンであるセムラも予約制で提供しております。カルダモンやアーモンドがお好きな方はぜひ味わってみてください。
今後も試行錯誤しながらより良く変化していければと思います。お越しいただく方がゆっくりとフィンランドの文化や作品に触れていただければと思いますので、ふらりとお立ち寄りください。