ビストロでも人気のおしゃれメニュー「生マッシュルームとクレソンのサラダ」レシピ
春爛漫ですね。新生活や習い事を始めた人、衣替えやお部屋の模様替えで気分転換した人、子どもの学校行事で忙しい人…、いろいろな変化を積極的に楽しみたくなる季節です。食卓にも、新しいレシピを加えてみてください。今週ご紹介するのはサラダ。カラフルな食材を使って、混ぜていただくミックスサラダは食卓が華やぐうえに、お腹の満足度も十分。
東京・銀座の名門料理教室、田中伶子クッキングスクール校長で、海外生活も長い中村奈津子さんの書籍『ミックスサラダ』(今年3月発売)に載っている、おもてなしにも使えるおしゃれなメニューのレシピを、毎日1つずつご紹介しますね。ぜひこの春の新定番に!
秋のものと思われがちなマッシュルームは、春にも旬があり、今がまさにその時! マッシュルームに限らず、原木しいたけなどほかのきのこ類も同じですが、春の旬は1~2週間と短く、4月20日頃まで。この時期の抜群に味がよいきのこを、ぜひ味わってください。
特におすすめなのが、ホワイトマッシュルームを極薄切りにして生で食べること。風味も食感も、やみつきになるおいしさです。生食は鮮度が大事なので、見極めポイントはこちら。
●かさが堅いものが若い証拠
●全体につやとハリがあり、しっとりしている
●軸から見てまん丸い
●持ってみたときに重さがある
今日ご紹介するサラダは、この薄切りの生マッシュルームをクレソンと合わせて、バルサミコ酢を使ったドレッシングをかけています。食材も調味料も、芳醇な香りの競演といったレシピで、ビストロでも人気です。
クレソンも春が旬の野菜。はっきりとした香りとかすかな苦みがおいしく、肉料理などの添えものにしておくにはもったいない個性と存在感があります。
●茎が丸く太いもの
●葉がたくさん枝分かれしていて、ピンとしているもの
を買ってきて、モリモリ食べましょう。
生マッシュルームとクレソンのサラダ
色が白くて身がしまったマッシュルームをスライサーで薄切りに。クレソンは調理の前に茎を冷水に数分つけると、鮮やかな色合いに戻ります。バルサミコドレッシングとレモン汁をたっぷりかけて。
【材料(2人分)】
クレソン…大1束(正味60g) → 太い茎を除き、食べやすく切る
マッシュルーム…5~6個 → 極薄切りにし、レモン汁をかける
レモン汁…1/2個分
バルサミコドレッシング(以下参照)…大さじ2
【作り方】
1 器にクレソンを敷き、マッシュルームを散らす。
2 バルサミコドレッシングをかける。
バルサミコドレッシング
【材料(約1/2カップ分)と作り方】
バルサミコ酢…大さじ2
塩…小さじ1
こしょう…少々
サラダ油…大さじ6
→すべての材料を泡立て器でよく混ぜる
photo:公文美和
Profile
中村奈津子
50年以上続く東京・銀座の人気料理教室、田中伶子クッキングスクール校長。NPO日本食育インストラクター1級。わかりやすい講義、素材選びの確かさ、繰り返し作りたくなる味つけ、盛りつけの繊細さに定評がある。日本女子大学食物学科卒業後、ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミーで学び、香港駐在中には中華料理も習得。食に関する国際的な知識と経験が豊富で、企業への食関連の商品開発アドバイスにも積極的なほか、テレビ番組のグルメコーナーにも多数出演中。本年3月に初の単独レシピ本『ミックスサラダ』(主婦と生活社)を出版。
田中伶子クッキングスクール http://www.tanakacook.com
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。