小和田妙子さん「終活のため服の大半を処分、本当に必要なものは意外と少なかった」
※この記事は、現在発売中のムック『服を上手に手放すと、おしゃれはもっとラクになる』から抜粋しています。
夫婦二人、終の住処に選んだのは
クロゼットが二つきりの小さな1DK。
残されたほうが一人でも片づけられるように
大量の服も「捨てる」前提で見直しました
本当に必要なものは、思っている以上に少ない……。
引っ越しで、半ば強制的に服を減らしてみてそのことにやっと気づきました。
「減らせるかな?」「減らせないだろうな」と迷っている時間があったら、どんどん作業を進めちゃうのが正解!
ものが減ったあとに訪れる爽快感は人生後半の自分への最高のプレゼントだったと思います。ついてお話をうかがいました。

「まるで学生のアパートみたいでしょ」と笑う小和田さん。食器棚やたんすなどの家具も処分し、ひとまわり小さな生活は驚くほど快適なのだとか。
小屋裏収納にため込んでいた大量の服は
“一軍の服”だけ残して処分しました
造り付けの収納に入るだけと決めたら
迷う余地はありません

寝室のクロゼットには、夫婦のコートやジャケット、スカート、パンツ類を収納。以前は400着以上あった服を100着まで減らした。
昨年、2024年の秋まで、小和田さんは夫の信一さんと共に洋館のような一戸建てで写真館を営み、2階を住まいとして使っていました。
その後、信一さんが病気をしたのを機に、子どもがいなくて後継者がないこともあり、写真館をたたむことに。そして、住まいも小さなアパートに住み替えることにしたそう。そのとき最初に取りかかったのが洋服の整理でした。
「以前は屋根裏のひと部屋全部が、私のクロゼットだったんです。ものが捨てられない性格なので、普段から服を持ちすぎだよなあと感じてきました。なにせ、25年前にあの家に引っ越してから、一度も開けていない段ボールもあったぐらい」と笑います。
まずはクロゼットの中の服を全部出して、よく着る一軍の服と、あまり着ない服を分けることに。でも……。
「一軍ではないけれど、着ないこともない。そんな中間の服がたくさんあったんです」
photo:大森忠明 text:一田憲子
この続きは好評発売中の
『服を上手に手放すと、おしゃれはもっとラクになる』
をぜひご覧ください。
Profile
小和田妙子
夫と共に静岡県富士宮市で写真館を32年間営み、2024年に惜しまれながら閉業。その後1DKのアパートに引っ越しをする。自身のコーディネートをインスタグラムに投稿。
Instagram @taechan1001
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