素敵な器を使った朝ごはんコラム、7月担当は埼玉の「褻mono(けもの)」
このページをご覧になっている皆様、はじめまして。2025年7月の「器店主の朝ごはん」を担当させていただきます、「褻mono」店主の鈴木一真と申します。1ヵ月間どうぞよろしくお願いします。
まずはお店についての紹介を。
褻monoはオンラインショップからスタートした、日本各地のつくり手によって紡がれたうつわや雑貨を取り扱う個人商店です。2019年から5年間のオンライン販売を経て、2024年5月に埼玉県日高市にて小さな販売スペースを構え、実店舗販売を始めました。
初めてお会いする方には高確率で「何て読むんですか?」と聞かれる店名は、「けもの」と読みます。「褻」はハレとケの「け」の意でして、「普段」や「日常」を表す言葉です。そこに「単一であること」を表す「mono」という言葉を添えて、褻mono(けもの)という店名をつけました。
読みづらくて、書きづらい、愛着のある名前です。表記は気にせず「けもの」と呼んでいただけたら嬉しいです。
昨年から実店舗を構えた日高市は、埼玉県の南西部に位置する市です。観光資源で言えば、高麗川の流れに沿って形作られた土地が巾着のかたちに見えることから名がついた「巾着田」を有しています。
毎年秋には広大な敷地に500万本もの真っ赤な曼殊沙華(彼岸花)が咲き誇り、その景色を求めて多くの人で賑わいます。
また県内有数の栗の産地でもあり、市内のいたるところに栗の木を見ることができます。褻monoの裏庭にも栗の木林があります。(秋冬は落ち葉が大変です)
普段はまち全体にのんびりとした空気が流れていて、のどかでいいところです。
都会からは少し離れていて、それなりに自然があって、空気もおいしい。そんな日高市の魅力を日々感じながら、褻monoもそれに抗うことなくゆっくりと営業を重ねています。
素敵なご縁に恵まれ、様々なつくり手さんの作品をお店に並べさせていただいています。そんな作品の個性一つひとつにまなざしを向けて、手にふれて、お気に入りに出会ってもらえたら嬉しいです。
実店舗ではご来店くださったお客様にお茶をお出ししてお話をしながら、のんびりとうつわ選びがお愉しみいただける空間づくりを心がけています。
営業スケジュールや、日々の活動はSNSなどをご覧いただければ幸いです。オンラインショップも年中無休でご利用いただけますのでそちらもぜひチェックしていただけたら嬉しいです。
さて次回から朝ごはんを紹介させていただくわけですが、我が家は夫婦二人暮らし。
「気分のものが食べたいだけ並べばそれで良し」な二人の食卓は、品数が多いわけでも華やかなわけでもありませんが、何卒お手柔らかにご覧いただけたら嬉しいです。
それではここから1ヵ月の間、どうぞよろしくお願いいたします。
埼玉県日高市高萩43-7
営業日:各月第2・第4週の月~日曜日
営業時間:10:00~16:00
オンラインショップ:https://kemono.base.shop/
Instagram:@kemono_insta
X:@kemono_tw
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