おしゃれを牛耳る「骨格タイプ」 Vol.2

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2017.04.11

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ボリュームや長さのあるガウチョパンツやマキシスカート、
カジュアルなブルゾンは「ナチュラル」タイプと相性良しです。

Vol.1はこちらから

全体のイメージからパーツに至るまで、
これほどまで特徴が表れる骨格タイプですから、
自分のタイプを知ると、
今まであいまいだった服との相性はほとんど明白になるでしょう。

 なぜTシャツとデニムが着こなせないのか、
巻き髪は野暮ったくなるのか、
大きなイヤリングは取ってつけたようになるのか、
チェックやストライプがぱっとしないのか、
などなど。自分の骨格タイプと陥りやすい
間違いがわかれば失敗を繰り返さずに済みます。

 

それぞれのタイプと服の相性、
陥りやすい失敗を見ていきましょう。

 

ストレート・・・
筋肉によるリッチな立体感を活かすのは、
フェミニンさを抑えた辛口のアイテム、
シンプルでベーシックなデザイン、
密でハリのある素材、
立体裁断やストレッチで無駄なく体に沿うシルエット。

 気をつけたいのは、体の厚みが着太りにつながりやすい点。
上重心ゆえの首から腰にかけての圧迫感を、
タテ方向に分散させてすっきりと見せることです。
タテに細長いシルエットを心がけましょう。
ふんわり、ひらひら体から離れるシルエットや、
視線の流れを止める装飾や水平方向の切り替え、
詰まった襟ぐりは要注意です。

 

 ナチュラル・・・
骨によってしっかりと組まれたフレームの存在感が活かせ、
骨っぽさを緩和してくれるのは、
型にはまらないラフなデザインとシルエット。
動き、長さ、ルーズさが、スタイリッシュに決まります。
個性的なデザインやアクの強いファッションテーマも着こなせます。

 避けたいのは、ゴツゴツ感を強調してしまう、
フィットしすぎる素材やフェミニンでコンパクトなデザイン。
また、フォーマルやベーシックすぎるアイテムや柄は、
ファッショナブルさが表現できず、無骨さだけが強調されます。

 

 ウェーブ・・・
女性らしい柔らかさと曲線にそぐうのは、
ふんわり感、伸び、とろみ、など柔らかさを感じる素材。そ
して女性らしさのあるモチーフやデザイン。

 苦手なのは、引き算のおしゃれ。
特にボリュームがない鎖骨周辺は間延びしてしまい、
シンプルなシャツなどは所帯じみておしゃれ感が出ません。
デザインやアクセサリーで足し算すること。
また下重心なので、トップスもボトムスも
長いものはスタイルが良く見えません。
長さのあるワンピースやコートも
高めウエスト位置で一度マークするのがポイントです。

s-修正:骨格タイプ得意なものVol_2

骨格タイプがおしゃれを牛耳るということ、
実感していただけましたでしょうか。

 

今後の美人塾では、
主に前回勉強した「色」と今回の「骨格」を元に
お話していきたいと思います。
どうぞお楽しみに!

Profile

木村牧子

KIMURA MAKIKO

「ルノンキュル」主催。関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。http://www.renoncule.net

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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