午後のためにしっかり食べたい日の朝ごはん

器店主の朝ごはん
2025.07.19

「褻mono(けもの)」鈴木一真さん vol.3


こんにちは。器店主の朝ごはん、7月度を担当させて頂きます「褻mono」店主の鈴木です。第3回目もよろしくお願いします。


少し遅めの朝食(ブランチというやつですかね)になったときは、午後の活動のことも考えてしっかりめに食べたい。今回はそんな日の食卓。
トマトジュース、ほうれん草と人参のスープ、肉味噌のガパオライス風、付け合わせに人参しりしり。例の如くどれも前日から多めにつくって、翌日温め直したり、ちょっと手を加えるだけでできるメニューです。


つくり置きしていた豆入りの肉味噌、そこにナンプラーを加えたらそれはもうガパオなのでは…?と思いつきでアレンジしてみましたが、味がぼやけた名もなき料理が完成しました。
そんな軽い失敗を感じさせない、うつわの風格に助けられていますね。


この日の目玉焼きは1勝1敗。片方黄身が割れてしまいました。


大きな片口鉢は愛知県常滑市の作家トノイケモトユキさん。摩訶不思議、ダイナミックな景色は何度見ても飽きません。
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茨城県笠間市で作陶されている田山健司さんの角皿。薪窯で焼成された焼締のうつわは、荒々しくも温かみが感じられます。
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スープは人参とほうれん草、コンソメのみのシンプルなもの。汁物を自分でつくるようになり、おいしさを再認識した野菜が人参とほうれん草です。


盛り付けたのは大森由貴奈さんのボウル「淡黄」と「灰桃」。柔らかい色合いにゆらぎのある輪郭が特徴。落ち着いた佇まいでどこかほっとできるような、そんなうつわです。
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一日一杯を心がけているトマトジュース。加糖とか食塩とか入っていないものが好きです。


フリーカップは工房kuromiyaさん。この繊細な絵付けとすべやかな手触りといったら!
我が家ではトマトジュースを飲むときはこのうつわと決まっています。他の飲料を飲むことももちろんありますが。
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箸置きは日月窯 三井亮さんのもの。作陶の地・山梨の果樹灰釉が用いられる中でも、こちらはさくらんぼの灰を使用したもの。炭を入れ、貫入を際立たせたデザインが素敵です。長めなので箸+スプーンやフォークなども一緒に置きたいときに重宝しています。
三井亮さんの作品は当店で夏以降からお取り扱い予定です。


以上、手早くつくってしっかり食べたい日の朝食風景でした。今回もお読み頂きありがとうございました。

 

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褻mono(けもの)

埼玉県日高市高萩43-7
営業日:各月第2・第4週の月~日曜日
営業時間:10:00~16:00
オンラインショップ:https://kemono.base.shop/
Instagram:@kemono_insta
X:@kemono_tw

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