【サステナブル特集】服を上手に手放す方法1「リユース」
今週は5日連続で「服にまつわるサステナブル」を特集しています。お気に入りの服を長~く大事に着続けることも、自分が着なくなった服をリユースやリサイクルで循環させることも、持続可能な未来への第一歩。この機会に皆さんも、長年手つかずのクロゼットを見直してみませんか?
服を上手に手放すために
知っておきたい3つの「 R 」
服を手放すとき「まだ着られるのに」「いいものなのに」と躊躇してしまうこと、ありますよね。ですが、ため込んでしまうのでは本末転倒。社会生活全般にサステナビリティが求められる今、手放した洋服をゴミにする以外の道が、さまざまに形作られてきています。企業や行政、民間団体が取り組んでいる「リユース」「リサイクル」、そして個人でも取り組める「リメイク」。この3つの「R」を意識してみることから始めてみましょう。
思い入れのある服を
服として活用してもらいたいなら
「リユース」を選択
フリーマーケットに出店したり、リサイクル店に持ち込んだり、といった従来のリユース方法を、今やスマートフォンのアプリで実施できる時代。フリマアプリやオークションサービスを利用する際は、口コミや評価を意識して丁寧な対応を心がけることが肝心です。また、買い取りサービスの査定や、オークション代行業者への申し込みなどを検討するなら、それぞれの違いや仕組みをよく調べてから利用しましょう。
【フリマ/オークションアプリ】
スマートフォンがあれば簡単に利用できるのが「メルカリ」や「Yahoo! オークション」などのアプリを利用した個人販売。手間をかけてでも、価値のわかる人に売りたい場合におすすめです。
【フリーマーケットで販売】
手放したい服をまとめて出品・自分の手で販売するなら、フリーマーケットがおすすめ。地域のフリーマーケットに出店したり、自宅のガレージなどを会場にして、個人開催するのも楽しいですよ。
【買い取り/委託サービス】
手間を省きたいなら買い取り/委託サービスが便利。店頭持ち込みのほか、宅配買い取りや出張買い取りがあるところも(有料の場合も)。洋服のブランドランクに合った業者を選んで利用しましょう。
リユースに出せる衣類って?
□洗濯済みのアウター・トップス・ボトムなど。
□本的に汚れ・破れ・破損のないもの。
□小物類は買い取り先によって異なります。
□たばこ、香水などの匂いがついているものはNG。
知っておきたいキホンノキ
■フリマアプリ or 買い取り・委託、それぞれの長所は?
フリマアプリは自分で価格を決めて販売できますが、写真撮影や商品情報入力、梱包、発送、購入者とのやり取りなどの作業が発生。買い取りや委託サービスは手数料を取られる代わりに大幅に手間が省けます。
■買い取りと委託サービスの違いって?
査定で買い取り可能と判断した商品に対して下取り金が支払われるのが買い取りサービス。委託は商品の売り上げから委託手数料が差し引かれます。委託期間中に売れなかった商品は、返却または寄付という流れに。
■フリマアプリとオークションアプリの違いって?
フリマアプリでは最初に出品者が値段を設定。購入者によって価格が決まるのがオークションアプリ。レアものやニーズがありそうなブランド商品の場合、オークションのほうが高い値段がつく可能性があります。
買い取り・委託ショップは
タイプ別に使い分けて
実店舗も展開する委託サービス
「Catona(カトナ)」
東京・神奈川・京都に計19店舗あるセレクトリサイクルショップ。状態のいい衣類を手放すときにおすすめ。
http://catona.jp/
ファッション好きに定評のある買い取り店
「RAGTAG(ラグタグ)」
ハイブランドやミドルブランドのアイテムを幅広く取り扱う。ファッション好きからの支持が高いショップ。
https://www.ragtag.jp/
オークション代行もおまかせ
「アントロワ」
撮影から発送までアパレル専門ショップにおまかせできるので安心&ラクチン。買い取りでの取り引きも可能。
https://www.antrois.net/
大切なハイブランドなら
「Hedy(へディ)」
トレンドや人気を考慮した査定に定評がある買い取りショップ。仮査定はLINEで写真を送るだけという手軽さも◎。
https://www.hedy.jp/c/rehedy
『服を上手に手放すと、おしゃれはもっとラクになる』より
illustration:うえむらのぶこ text:小林 繭
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