金子敦子さんと探す、ニッポンのイイモノ Vol.4 金子さんが東京から通う大阪・枚方の「ルポ・デ・ミディ」(前編)
この連載では、日本のさまざまな産地で職人さんによって丁寧に実直に作られてきた素敵なモノを知ってほしい! 高い品質の伝統生地や工芸品の素晴らしさや作り手のことを、もっと皆さんにお伝えしたい! そんな金子さんの熱い思いを、発売中の『新 大人の普段着<春夏編> 金子敦子さんが愛用しているニッポンのイイモノ』より一部抜粋してお届けします。第4回は金子さんが3時間かけて通うセレクトショップ「ルポ・デ・ミディ」をご紹介します。
ニッポンのイイモノがここにある。
金子さんが東京から通う
大阪・枚方の「ルポ・デ・ミディ」
大阪・枚方の「ルポ・デ・ミディ」は明治元年に建てられた古民家を改装した建物で営まれる生活雑貨店。
「帰り道はいつも幸せな気持ちになる」というその理由とは。
枚方宿の名残のある街並みに溶け込むように立つ「Repos de midi(ルポ・デ・ミディ)」。1年前から、仕事やプライベートで訪ねること、何と5回。この店には、東京から3時間かけても通いたくなる理由があるんです。
「流行っているものより味のあるものが好き。商品を選ぶときも、長く使えるか、長く使いたいと思えるかを考えます」とオーナーの宮地なおみさん。
江戸時代に東海道56番目の宿場町として栄えた枚方宿。当時の面影を残す建物も見られます。
上/「その人らしさを引き出す服を選ぶように心がけています」と宮地さん。選んでいただくとすぐ買いたくなります。下/スタッフの方の気負いなく心地よい接客も好き。
「Repos de midi」
オーナー 宮地なおみさん
家具・インテリア関係の商品
開発や店舗運営に携わった後、
2005年、結婚を機に現在の店
舗に移住。自宅兼店舗として開
業準備を始め、2007年にオー
プン。
金子さんも注目!
「ルポ・デ・ミディ」オリジナル
「宝島染工」の藍染めシャツにオリジナルブランド「mii」のリネンスカートを。
たて糸にリネン、よこ糸に和紙を使った清涼感のある素材を用いたロングシャツ。
もったいない精神から生まれた、リネンのハギレをパッチワークでつないだエプロン。
洋服を作った際に出るハギレも回収してバッグに。サコッシュとミニトートの2種。
コラボアイテムも人気!
左上/「古橋織布」とコラボしたバンブーコットンのベイカーパンツ。 右上/「HUIS」と作った超長綿のやわらかさとヘンプのマットな手ざわりを併せ持つロングシャツ。 左下/尾州の再生羊毛「毛七(けしち)」を用いたコートはリサイクルボタン使用ですべて一点物。
photo:黒川ひろみ、岡 利恵子、有馬貴子
text:増田綾子
新 大人の普段着<春夏編>
金子敦子さんが愛用している
ニッポンのイイモノ
大阪府枚方市堤町10-12
TEL:072-843-1525
https://www.repos-de.com
Profile
金子敦子
夫と娘との3人暮らし。60代が楽しくなる着こなしや暮らし方をインスタグラムや書籍で発信し、注目を集めている。『新 大人の普段着<春夏編> 金子敦子さんが愛用しているニッポンのイイモノ』(主婦と生活社)など著書多数。
Instagram:@55akotan
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