さりげない改装に大人の余裕を感じる「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」
Aloha、みなさん。トラベル&料理 編集ライターの赤澤かおりです。今週4日続けてお届けしている「暮らすように旅するTravel Hawaii」大好きなホテルの私的お気に入りポイント。3回目の今日は、「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」をご紹介したいと思います。
The Kahala Hotel & Resort

のんびり静かなカハラのビーチから望むホテル。エレガント~!
ワイキキからちょっと離れて、落ち着いた空気が流れるカハラへ。このホテルはまだマンダリン系列だった頃からずっと、ハワイ滞在中に必ず数泊は宿泊しているホテル。ここにいる間は基本、動かない。じっと、ただひたすら静かに過ぎていく時間を楽しむようにしています。とはいえ、ちょっとだけカハラモールにだけは行ってしまいますけどね(笑)
さて、こちらも昨年から少しずつゲストルームのリニューアルが進んでいたとのことで、今回はその新しい部屋に泊まることにしました。しかも、いつもと違って、山側を希望。さして意味はないのですが、かつて山側に宿泊した際の街の明かりの煌めきが、それはそれは美しかったことを思い出し(特にホリデーシーズンであれば、なおのこと)、たまにはいいかもと思ったので。
こちらが、私が宿泊したお部屋。なんですが、えっと、どこが変わったのですか? というくらい印象はそのままに、過ごしやすくすっきりと美しくなっておりました。こういう上品さ、見習いたいなーと思いました。いかにもではなく、楚々としているのがカハラならではのリニューアル。久しぶりに訪れてもまた、あぁ、また帰って来られたと思えるのは、カハララバーとしてはありがたい限りでした。
海側の部屋と同様、広~いラナイに出てプハッと一杯。いつもなら、缶ごとグビッといっちゃいますが、ここはカハラ。グラスを冷やして、それからトプトプ注いで上品に堪能しました。
最近のお気に入りは「マウイブリューイングカンパニー」のヘイジーIPA「OMG」。オレンジ、マンゴー、グァバの頭文字をとっての「OMG」らしいんですが、ネーミングとしてもかわいくて好き。名前の通りハワイらしいトロピカルな味わいです。

最近、部屋の鍵はカードキーではなく、こうしてバンドに鍵が内蔵されたものが主流のよう。
カハラのゴルフコースのグリーンも気持ちよく、ここで原稿でも書こうかと思いましたが、そのままうっかり寝落ちしてしまったほど気持ちよかった。はっと気づいたときにはサンセットタイム~! になっておりました。
さて、夕飯、どうしよう。そこで、ハワイにまつわる本を一緒に出している“ハワイのことならなんでもござれ”の内野亮さんと合流し、下見を兼ねてホテル内のレストラン「プルメリアビーチハウス」でディナーをいただくことに。
オーダーしたのは、ステーキとシーザーサラダのみ。あとはビールを少々。おいしいパンがついてくるので、これをシェアすれば充分。そもそもハワイのレストランの料理は、大盛りすぎるくらい大盤振る舞いなことがほとんどなので、シェアすることで無駄にならず、かつ節約もできて一石二鳥なのです。だから、たとえホテルで食べてもそんな驚くような値段にはならないというわけです。
そんなこんなの「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」での数日。ゆっくりすぎていく時間と優雅な空気を味わいながらの滞在は、かなり癒されました。
5000 Kahala Ave. Honolulu
TEL:808-739-8888
https://jp.kahalaresort.com/
Profile
赤澤かおり
料理と旅、暮らしまわりのことを中心に執筆・編集を行う。ハワイ渡航歴150回以上。『THIS IS GUIDE BOOK IN HAWAII』『Travel Hawaii』(ともに主婦と生活社)、『Hawaii note ハワイ手帖』(KADOKAWA)などハワイにまつわる著書多数。近著に『人生にはいつも料理本があった』(筑摩書房)、編著に『いざ、豊島屋』(KADOKAWA)がある。
Instagram「@kaoriakazawa.akalohasunny」
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