【futana02】お休みの日に自転車で京都散歩

2025.12.23


皆さまこんにちは、京都「futana(フタナ)」の土井菜子です。


昨日から木曜日にかけての4日間、2025年の振り返りや近況報告をさせていただいております。2日目の今日のトピックは「休日ぽこぽこ」!
私のあるお休みの日を振り返ってみたいと思います。頭の中をからっぽにして、レッツゴー!



休みの日はたいてい、ひっちゃかめっちゃかになった家の中を片づけたり、寒い時期は日中のあたたかい時間帯に散歩したり、日常の買い物に行ったりしていると、瞬く間に一日が終わって何をするでもなく過ぎてゆくのですが、この日は自転車を走らせてちょっとぶらぶらしてみました。



今出川通りを走って、ほどなく御所へ。御所の中では冬場でも様々な色を見つけられるので、散歩はもちろんのこと自転車で抜けるのもとても好きです。砂利道の中に出来た轍に気をつけながら、こけないように集中して南下。丸太町まで出て、さらに東へ向かいます。

 




まずは、左京区岡崎にあるワインショップ「ethelvine(エーテルヴァイン)」さんへ。「今日はちょっとご褒美の日」に寄らせていただくお店です(写真は、夏に行ったときのものです)。

「これぐらいまでのお値段で買いたいな」
「渋い、というのかな、口に残り過ぎるのは苦手だな」
「無花果と秋刀魚どちらにも合うものってあるのかな」



幾分緊張して伺うのですが、いつも優しく丁寧に選んでくださって、ワインについて何にも知らない私でも「ワインって美味しい・楽しい」にたどりつかせてもらっています。



葡萄の品種や作られた場所、分類も全然わからないけれど、自分の好みや飲む日によってどんなものを美味しいと感じるかはちょっとずつわかってきて、自分の中のその変化も嬉しい。ワインについて何も知らなくても大丈夫、好きに楽しんでいいというのがとてもありがたいです。

 




その後、「エーテルヴァイン」さんからほど近い場所にあるカフェ「LA VOITURE(ラヴァチュール)」さんへ。



私が小学生の頃にはもうそこにあって、長く岡崎の景色の一つのように感じているお店です。



ぎゅっと美味しさ凝縮のタルトタタンをテイクアウト。



紅茶と一緒にほぅっと一息のほか、それこそシードルや、ちょっとゆっくりペースの赤ワインといただいたりするのも美味しそう。

 




「ラヴァチュール」さんを出たら北東に向かい、真如堂でもよく知られる金戒光明寺(通称・くろ谷)さんへ。



ここは小学校でも中学校でもそれぞれ一度は写生大会の題材として挙げられて、絵が苦手な私はその都度うんうんうなりながら山門や塔の入り組んだ屋根を凝視して嘆いていたのですが、今思うとなんと贅沢な時間!



春夏秋冬いつの季節も都度美しく、風の音や色が自分の内側に染み渡る、定期的に戻って来たくなる場所の一つです。

 


 

くろ谷さんを出たら、西へ戻って鴨川を渡り、さらに戻って河原町通りを北へ。


気兼ねない毎日のコーヒー豆を買えるお店として頼もしい「出町輸入食品」さん。私が小さな頃から父母が定期的に買いに寄せてもらっていて、大人になった今では私もここまで自転車を走らせています。



豆を挽いてもらっている時間がまったり楽しい。カウンターで座っていると、ふわっとコーヒー豆の香りがして、それが昔からまったく変わっていないことにうれしくなります。




そこからさらに北上して、出町桝形商店街へ。



自転車を手で押しながらアーケードの中を歩くと、様々なものが目に耳に入ってきてウキウキします。



和菓子屋さん、定食屋さん、乾物屋さんにスーパー。豆腐もかしわもお野菜も。平日週末問わず活気があって、地元の方も遠方の方も入り混じってその場を心地よく過ごしているのが伝わってきて、通るだけでもぽこぽこと気力がみなぎってくるのを感じます。出町桝形商店街は、私のパワースポットです。



東西にのびる商店街の中ほどにある「マツヤ食料品店」さんでは、阿闍梨餅(あじゃりもち)が直営店と同じように一つから買えるので、通るたびついつい立ち止まってしまいます。



作られてから早ければ早いほど、もちっと感が感じられます。阿闍梨餅は手づかみでぱくっと食べちゃう!


ほどよいもちっと感の皮とあんこのバランスが好きで、あればそれだけ食べてしまうから今日明日分の数個だけ!




日によってワインを持っていたり果物を持っていたり厚揚げを持っていたり買い物袋の中は違うけれど、ほくほくとアーケードを出たら、いよいよ自転車散歩の終盤。相国寺の境内の中を通り抜けて帰路へ。



ここでも季節ごとの色合いを見ることが出来て、ありがたいところに住んでいるなぁとふんわり思います。

こんなに心地よい景色がたくさんでありがたいから、それに加えて夏の暑さがもう少し穏やかだったらいいのに! と昨日の話を蒸し返したりして。えへへ。

そんなことも考えながら自宅に着くころには体も心もすこぶる軽くなって、好きな食べ物飲み物が目の前にあって。夜ご飯を食べて娘の話を聞いて明日の準備をしてお風呂に入って湯たんぽでぽかぽかのお布団にもぐりこむ。そんな、あるお休みの一日でした。次の日からのパワー満タン◎

皆さま、今日もここまでお読みいただいて本当にありがとうございました。



今日お話させていただいたお店はどこもゆったりのんびり。お1人かお2人で静かに楽しんでいただくのにぴったりですので、ぜひ足を運んでみてください。そうして何かの折り、そのときのお話をお聞かせいただけましたらうれしいです。



2025年の振り返り特集、3日目の明日は「Vlas Blomme」さんでの日々についてお話させていただきたいと思います。

明日も同じ頃合いに、同じ場所で皆さまにお会い出来ますように。

 

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