「ユーガットメール」のメグ・ライアンみたいに白シャツをチラ見せしてみました
こんにちは、高知のセレクトショップ「ANOUCK(アヌーク)」の森 厚乃です。お久しぶりに4日間特集の記事を書かせていただきます。

気がつけば12月で63才になり、いつも一緒に登場している母は86才になります。今回もそんな老々コンビでおじゃまいたします。
半袖を着ていた次の日はダウン、なんてニュースがあったと思ったら突然の冬です。大好きなスウェットや、軽い羽織ものなどを着る機会がなかった秋。寒がりではありますが、あの過酷な夏のことを思えば、最近は冬のほうが好きです。暑いからといって脱ぐことには限界がありますが、冬は重ね着のおしゃれが出来ます。
「重ねて重ねて重ねて重ねて重ねてまいります」(笑)
普段はあまりコートを着なくても、年末年始は案外とコートを着て出かける機会が多いのでは。年末年始の挨拶や、初詣には一張羅(最近使いませんね)のコートを羽織って出かけたいですね。

今回着用したのは「ゴーシュ」のコート。「ゴーシュ」は、この秋冬より取り扱いを始めたブランドです。初めて展示会に伺った時、デザイナーさんの生地作りへのこだわりと情熱が、この鈍感な私にもひしひしと伝わってきました。説明の中で聞く専門用語に「?」となりながらも教わることが多くて、今更ながら洋服屋やっていて知らないことだらけだと痛感しました。

こちらのコートはソフトメルトンという素材で、通常のメルトンよりも打ち込みを弱くし、また縮絨させることでフカッとしたフェルトのような生地になるそうです。とにかくメルトン特有の硬さがなくて軽いんです。

年齢的にも重いコートは、MMR(もーむり)です(笑)。昔は「いいコート=重い」というイメージがありましたが、今は機能性インナーなどが充実しているので、コートも軽く作るよう考えられているんじゃないかと思います。

ちょっと若い人の着こなしをまねて、白のロンTをセーターからチョイ見せさせてみました。SNSでは白のロンTをスウェットやセーターのインにする重ね着ワザがたくさん出てきます。
私にとって、この白Tのチラ見せワザは「ユーガットメール」のメグ・ライアンが元祖ではないかと思うくらいに印象に残っています。ベストの襟元から見える白の分量は、もうお手本のようです! 今回着用したのがモックネック風のセーターだったので、襟元見せがかなわず残念。

袖口や裾から、ほんの少しですが白がのぞくことで、ダークなコーディネイトも逆に生きてきます。足元も白を基調としたスニーカーにしてみました。

今回の撮影は、店のすぐ近くにある「セブンデイズホテル」さんにご協力をいただきました。全国的にも知られたホテルですので、ご存知の方も多いと思いますが、センスのかたまりのようなホテルです。
2軒あるうち、今回は「セブンデイズホテルプラス」さんのほうへお邪魔いたしました。何気なく置いている椅子も名作揃い。本物を見て、触れることができて、まるでギャラリーのようです。ちなみに座っているのは、イタリア「カッシーナ」の “キャブチェア”というレザーの椅子です。
特集2日目の明日は、86才の母のコートスタイルをご紹介したいと思います。
ゴーシュソフトメルトンフーデットコート/ネイビー
nicholson&nicholson ウールタックパンツ/ネイビー
holk ニット/ブラック
撮影協力:7days Hotel plus
撮影・ヘアメイク:藤岡ちせ(APARTMENT 102.)
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