社会とつながり器を作る ― 陶作家・安藤雅信さん

暮らしのおへそ
2026.02.02

1月30日に発売した『暮らしのおへそ Vol.41』より
一部抜粋してお届けします


女性が社会進出すると忙しくなるから、
ワンプレートの夕飯が主流になる。
だからオーバル皿を作りました。
デザインの役割は、問題解決。
「こういうのが足らないよね」という
時代の枯渇感を感じる力が必要だと考えます。


仕事を持つ女性にとって、たくさんのおかずを、たくさんの器に盛りつけるのは大変。そんな時代を読み取って作ったのが、ワンプレートで事足りるオーバル皿だった。


朝8時。陶作家の安藤雅信さんは、自作の涼炉でお湯を沸かし、お茶を飲みながら新聞を広げます。気になる記事をはさみで切り取り、日付を書いてクリアファイルに保存。これが大学時代から続いている「おへそ」です。

先日切り抜いたのは「小豆の原種といわれるヤブツルアズキを縄文人が栽培していた」というもの。あんこ好きという安藤さん。

「小豆は中国から渡来したものと思っていたから、うれしくなってインスタグラムに投稿したら、山梨県に住む人が『私はヤブツルアズキを栽培しています。今度収穫したらお送りします』とコメントをくれました。そうやって世界が広がっていくのがおもしろい」

実は安藤さんには、このほかにもたくさんのルーティンがあります。


毎日、朝食後には必ず新聞を読む。子どもの頃からの癖でテレビ欄から読みはじめる。文化、社会など、世の中の動きを知ることは、器作りともつながっている。食卓の上にはお湯を沸かすことができる涼炉(りょうろ)を置き、中国茶や紅茶などをいれてゆっくり味わう。

 

暮らしのおへそ Vol.41』より
photo:大森忠明 text:一田憲子

 


 

この続きは発売中の
暮らしのおへそ Vol.41
をぜひご覧ください。


定価:1500円(税込)
amazon / 楽天ブックス

 

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Profile

安藤雅信

Masanobu Ando

武蔵野美術大学彫刻家卒業。学生時代はジャズに明け暮れたが、ネイティブではないことに限界を感じ、陶芸の世界へ。現代美術作家として活動。茶道への学びを深め、1994年から日常食器を作りはじめる。1998年、「ギャルリももぐさ」開廊。若手の作り手のために「スタジオマーヴォ」を始める。妻の明子さんは「百草・衣生活研究処(momogusaアトリエ)」を主宰し衣生活を提案。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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