社会とつながり器を作る ― 陶作家・安藤雅信さん
1月30日に発売した『暮らしのおへそ Vol.41』より
一部抜粋してお届けします
女性が社会進出すると忙しくなるから、
ワンプレートの夕飯が主流になる。
だからオーバル皿を作りました。
デザインの役割は、問題解決。
「こういうのが足らないよね」という
時代の枯渇感を感じる力が必要だと考えます。

仕事を持つ女性にとって、たくさんのおかずを、たくさんの器に盛りつけるのは大変。そんな時代を読み取って作ったのが、ワンプレートで事足りるオーバル皿だった。
朝8時。陶作家の安藤雅信さんは、自作の涼炉でお湯を沸かし、お茶を飲みながら新聞を広げます。気になる記事をはさみで切り取り、日付を書いてクリアファイルに保存。これが大学時代から続いている「おへそ」です。
先日切り抜いたのは「小豆の原種といわれるヤブツルアズキを縄文人が栽培していた」というもの。あんこ好きという安藤さん。
「小豆は中国から渡来したものと思っていたから、うれしくなってインスタグラムに投稿したら、山梨県に住む人が『私はヤブツルアズキを栽培しています。今度収穫したらお送りします』とコメントをくれました。そうやって世界が広がっていくのがおもしろい」
実は安藤さんには、このほかにもたくさんのルーティンがあります。

毎日、朝食後には必ず新聞を読む。子どもの頃からの癖でテレビ欄から読みはじめる。文化、社会など、世の中の動きを知ることは、器作りともつながっている。食卓の上にはお湯を沸かすことができる涼炉(りょうろ)を置き、中国茶や紅茶などをいれてゆっくり味わう。
『暮らしのおへそ Vol.41』より
photo:大森忠明 text:一田憲子
この続きは発売中の
『暮らしのおへそ Vol.41』
をぜひご覧ください。
Profile
安藤雅信
武蔵野美術大学彫刻家卒業。学生時代はジャズに明け暮れたが、ネイティブではないことに限界を感じ、陶芸の世界へ。現代美術作家として活動。茶道への学びを深め、1994年から日常食器を作りはじめる。1998年、「ギャルリももぐさ」開廊。若手の作り手のために「スタジオマーヴォ」を始める。妻の明子さんは「百草・衣生活研究処(momogusaアトリエ)」を主宰し衣生活を提案。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。































