春は白のトップスから vol.2 山下公子さん 「エミック・エティック」主宰
「最近、また白が着たくなったの」そんな声をよく聞くようになりました。シックな色も格好いいけれど、 歳を重ねて、肌の色がちょっとくすんできたら、白のトップスがきっと助けてくれるはず。4人の方の「白のトップス」を拝見しました。
白シャツの透け感をまとって
カシュクールのブラウスは、やわらかな肌ざわりのカディコットン。タンクトップの上にボレロ風に重ねて。ベルギーリネンのサスペンダーパンツは10年以上愛用。
白というと、きちんとしたいときに……と思いがちですが、「デニムやカーゴパンツにサラッと合わせて、気負わずデイリーに着るのが好き」と山下さん。ご自身がデザインしたというボートネックのプルオーバーも、カディコットンのカシュクールブラウスも、細番手の糸で織られた布を使い、まるで時を経た古着のような繊細さ。「洗いざらした白シャツをさりげなくはおって格好いい女性になりたいですね。そのためにも、素の自分が格好よく生きないと」
デニムにリネンのボートネックプルオーバーを。パールのネックレス、黒いピアスもすべて「エミック・エティック」。
『大人になったら、着たい服 2017春夏』より抜粋
photo: 枦木功 text: 一田憲子
Profile
山下公子
インテリア関係の会社に勤務後、フランスの情報を提供する仕事を手がける。独学でアクセサリーや洋服を作り始め、15年前に「エミック・エティック」を立ち上げる。今春アトリエショップを移転オープン。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。