一田憲子さんが体験【大阪ミナミ・大人のごほうびホテル】

一田憲子さんホテル滞在記
2026.06.08

日々、取材で全国を飛び回っている文筆家・一田憲子さんが綴る”大人のごほうびホテル体験記”。大阪ミナミの中心・心斎橋にありながら、伝統文化も感じられる「カンデオホテルズ大阪心斎橋」に宿泊した様子をお伝えします。

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text&photo:一田憲子


大阪ミナミの真ん中で、1200年の歴史を感じる


5月の大阪御堂筋は、みずみずしい新緑の並木道が続きます。
この道を、私は20代の頃によく歩いていました。当時勤めていた大阪北浜にあった会社から取引先へお使いに。
そんなOL時代の日々を思い出しながら、この日の宿泊先「カンデオホテルズ大阪心斎橋」へと向かいました。

 

「あれ?」
スマホのGoogleマップを見ながら歩いていると、現在地が目的地を通りすぎていることに気づきました。
「ホテルなんてあったっけ?」
今来た道を引き返すと、お寺のすぐ横にエントランスを見つけました。なんとこのホテルは「七宝山大福院三津寺」というお寺に隣り合うように立っていたのでした。

チェックインの際、フロントのスタッフさんにホテルでは、お寺の朝のおつとめに参加したり、絵写経体験ができるプランがあると教えてもらいました。
今回は『大人になったら、着たい服』のイベントのための出張だったので、残念ながら時間はなかったけれど、都会のど真ん中のホテルステイで、凛としたお寺でのひとときを体験できるなんて、次回はぜひ参加したいと思ったのでした。


小上がりソファでリラックス

用意されていた部屋は、ダブルベッドと、窓際にゆったりとしたソファがしつらえられていました。
カンデオホテルズに泊まるとき、いつも感じるのがベッドの寝心地のよさです。出張初日は、どうしても眠りが浅くなりがちなのに、ここでは、朝までぐっすり眠ることができました。

さらに、作り付けソファの心地いいこと!
座ってお茶を飲んだり、仕事をしたり、足を伸ばして座ることができるので、デイベッドのように寝転んでリラックスすることもできます。
窓の外には、美しい御堂筋が続いていました。


長期の出張の場合、ホテルに到着すると、まず私は持ってきた洋服すべてにアイロンをかけます。
フロントでアイロンの貸し出しをお願いすると、出てきたのはかわいいかごバックに入ったスチーマーでした。これならハンガーにかけたままシワを伸ばすことができるので大助かりです。



手足を伸ばせる天空のスパで疲れを癒す

カンデオホテルズ大阪心斎橋の楽しみのひとつが最上階にあるスカイスパです。
夜に行けば、照明に浮かび上がったブルーの水面が、朝早くは、天窓から注ぐ太陽の光に揺れる湯気が、迎えてくれます。
サウナも完備されていて、仕事の緊張をゆっくりとほどくことができます。

実は、正直を言うと、私は面倒くさがりで、大浴場があるホテルでも、部屋のバスルームでちゃちゃっと済ませてしまうタイプ。
でも、今回だけは、夜もそして翌日も早起きしてお湯の中でのんびりを体を伸ばし、スパを楽しんだのでした。

 

こだわりの朝食はフルーツも充実

早朝、お風呂でさっぱりした後に、お腹がぐうと鳴りました。
朝食ビュッフェも期待が高まります。なんと言っても嬉しいのは、サラダとヨーグルト用のフルーツコンポートやドライフルーツが充実しているところ。
もっちりとしたパンは、自分で好きな量だけパンナイフでカットしてトースターで焼くことができます。


 

ホテルでの滞在の満足度は、眠る、くつろぐ、食べる、身支度をする、という当たり前の時間の質がいかに整っているかにかかっていると思います。
「これはホテルだから仕方がないな」と我慢をしなくていい。ひとときひとときに、気持ちよさが積み重ねられていく……。そんなシンプルな足し算こそが、ああ、ここに泊まってよかった、と元気よくでかけていく力となります。

翌日、お寺の横を抜けて御堂筋に出ると、昨日と同じように緑の木々が揺れていました。
大阪ミナミのど真ん中に、こんなにも心静かなホテルライフが待っているなんて、とまた帰ってきたくなりました。



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◎大阪心斎橋店限定プランを販売中
【大阪心斎橋店限定】朝のお勤めが体験できる「三津寺本堂プラン」(7:30~約30分間)
江戸時代の文化を残す本堂で「朝のお勤め」を体験していただけるプランです。

【大阪心斎橋店限定】旅の合間に癒しと安らぎを「絵写経体験プラン」
お手本をなぞるだけで簡単に写経と写仏が行える「絵写経」を体験していただけるプランです。(三津寺の本堂で行います)

カンデオホテルズ大阪心斎橋
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-7-12

Profile

一田憲子

Noriko ICHIDA

1964年生まれ。編集者・ライター。OLを経て編集プロダクションに転職後フリーライターとして女性誌、単行本の執筆などを手がける。企画から編集、執筆までを手がける『暮らしのおへそ』『大人になったら、着たい服』( ともに主婦と生活社)を立ち上げ、取材やイベントなどで、全国を飛び回る日々。『父のコートと母の杖』(主婦と生活社)『すべて話し方次第』(KADOKAWA )、ほか著書多数。暮らしのヒント、生きる知恵を綴るサイト「外の音、内の香」主宰。ポッドキャスト番組「暮らしのおへそラジオ」を配信中。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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