アイメイクが崩れるのにはワケがあります【後編】

小さなヘアメイク相談室
2026.06.03



【前編】では、アイメイクのお悩みを解決するための、スキンケアとベースメイクについてお伝えしました。【後編】では、それらができていないために陥る“アイメイクあるある”をご紹介したいと思います。



パンダ目の犯人は
余分な油分!


先日アトリエで開催した「メイクアップ道場」の参加者さんから聞いた「二重(ふたえ)の間にアイシャドウがたまってしまう」というお悩みは、まぶたに残った油分がアイシャドウと混ざって溜まってしまうのが原因。ほうれい線にファンデーションが溜まる現象も、同じ理由です。そうなりやすい人は、メイク前に余分な油分をティッシュオフしたりフェイスパウダーをはたいたりして、肌を整えておくのをお忘れなく!

また、アイラインが下まぶたに落ちて、目のまわりが黒ずむ「パンダ目」にお悩みの人も多いですが、これもまぶたの余分な油分のせい。アイラインの油分と混ざり合って、まばたきのたびに下まぶたに付着し、パンダのようになってしまうのです。

さらにはマスカラによる「パンダ目」も実は同じ現象で、スキンケア時にまつ毛についた乳液やクリームが残っていると、その油分のせいでマスカラが定着しづらくなります。結果、マスカラが溶け出し、これまたまばたきのたびに下まぶたについてパンダに変身です。


しかも油分が付着したまつ毛って、ビューラーを使ってもカールしにくいんですよね。「まつ毛が、いつもすぐに落ちてきちゃうの~」という人は、きっとこれが原因。まぶただけでなく、まつ毛についた余分な油分も、しっかりティッシュオフしてからメイクしましょう。

 



思い切って
「脱マスカラ」しても



しかし、それでもどーしてもパンダに変身する人がいます(目の形状によるのですが、あとは涙がたまりやすい人にも多いかも)。そういう人はいっそ、マスカラなんてやめてしまいましょう! マスカラに頼らなくても、アイメイクのやり方次第で目力はつくれます。いまの時点では、そちらを研究するほうが最善の策だと私は思います。

いや、でも、やっぱり脱マスカラできない……という場合は、油分に強いフィルムタイプのマスカラや、色落ちを防いでくれるトップコートなどが最近は豊富に出ているので、それらを試してみるのもいいと思います。あと、透明のカールキープマスカラなら、まつ毛の存在感を出せるし、たとえ下まぶたに落ちてもパンダ目にはなりません。

それか、ブラウンのマスカラなら下まぶたに落ちてもコントラストが弱めで「パンダ目」ではなく「タヌキ目」くらいなので、「これはブラウンメイクですけどっ!」って言い張ることができるかもしれません。そうこうしている間にきっと、めちゃめちゃ優秀な落ちないマスカラが登場するさ、きっと……。

 



アイメイクの仕上がりが
ガラリと変わった!


そんな話をしながら、初めてまぶたにファンデーションを塗り、アイメイクを仕上げた「メイクアップ道場」参加者の皆さん。「なるほど、発色がいいわ~」「たしかにクスミが気にならなくなったかも!」と、鏡をのぞきながら、お目目ぱちぱち。いつものアイメイクとの違いを観察していました。

皆さん、ほんと可愛くなっていて、スキンケアとベースメイクをきちんとするとここまでアイメイクが引き立つんだなあと、私自身も改めて実感。まぶたは面積は小さいですが、メイクの仕上がりを左右する重要な場所です。スキンケアで水分と油分の量をコントロールして、ファンデーションできちんと土台をつくることで、アイメイクのお悩みはほぼ解決できるはずです! 皆さん、ぜひまぶたにも注目してみてくださーい。

 

illustration:大賀美穂
text & photo:藤岡ちせ

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Profile

藤岡ちせ

Chise Fujioka

ヘア&メイクアップアーティスト。テレビ、CM、広告、雑誌、ミュージックビデオを中心に活躍し、1998年から3年間、ニューヨークでも活動。美への探求心からハワイのボディトリートメントロミロミとフェイシャルを学び、自宅サロンを開くなど活動の分野を広げる。東京、鎌倉と移り住み、2019年に故郷の高知へ。住宅街の一角に、ヘアメイク、写真、オーガニックコスメなどを楽しめるアトリエ「APARTMENT102.」をオープン。
https://www.apartment102.net/
Instagram:@apartment_102_

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