60代・嶋田ちあきさん&真理子さん夫妻の、心と体を整えて“健やかきれい”を保つ暮らし

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2026.11.02


日本を代表するヘアメイクアップアーティストの嶋田ちあきさんと、妻でモデルの真理子さん。60歳を過ぎたおふたりの仲良しなこと! 軽やかで、楽しそうなこと! どうしたら、ご機嫌に、そして自分らしく時を重ねることができるのか。じっくりお話を伺いました。



9年前から

タイとの2拠点生活を



カメラの前に立つと、ふたりで腕を組んだり、顔を見合わせてワハハと笑ったり。
結婚して42年が経ち、60代となった今も、互いに互いを尊敬し、慈しみ、そして日々をワクワクと一緒に楽しむ様子が伝わってくるようです。

9年前からタイのバンコクに移り住み、日本と行ったり来たりの2拠点生活を送っているそう。

「いつか海外で暮らしてみたいと思って。
住むなら暖かい場所がいいなと、親しくしていたご夫婦が暮らしているバンコクを選びました。
日本まで5〜6時間なので、行き来もラクなんですよ」



嶋田真理子さんは、16歳で『mcシスター』でモデルデビュー。
60代になり、髪の毛をばっさりと切ってショートカットに。
その自然体の美しさに、再び注目が集まっています。

「夫に『切っていい?』と聞いたら『絶対ダメ!』って言われていたんです。
でも、なんだか自分を変えてみたくて……。
サロンで『やっぱり切っていい?』と連絡したら、『こんな感じならいいんじゃない?』と送ってくれた写真の通りにカットしてもらいました」と笑います。

「思った以上に似合って、素敵になりましたね」と、ちあきさん。



嶋田ちあきさんは、20代の頃から第一線で活躍し続けるヘアメイクアップアーティスト。
松田聖子さんや坂本龍一さんなど、そうそうたるアーティストや俳優たちのメイクを手がけてきました。

さらに、1991年から一般の人向けにメイクレッスンを開始し、これが大人気に。
レッスンの際には、長年、真理子さんがモデルを務めたのだといいます。
そんな中から「自分の美しさを自分で生み出すことができる」ようにと、2009年にコスメブランド「BRILLIAGE(ブリリアージュ)」を立ち上げました。

 



夫の「疲れた」という一言が
食生活を見直すきっかけに

 


結婚して数年後、仕事を辞めて専業主婦になった真理子さん。
もともと料理は好きでしたが、その意識ががらりと変わったのは、自身が大病を経験し、そのケアをしてくれていたちあきさんのある一言がきっかけでした。

当時ちあきさんは、売れっ子で、休むことなくあちこち飛び回り、ヘアメイクの仕事を続けていました。
さらに病気で動けない真理子さんに寄り添い続けて……。

「彼はどんなに忙しくても、弱音は吐かないタイプでした。
それがある日、帰ってきて『疲れた』って言ったんです。
結婚して初めて聞く『疲れた』という言葉でした。
もうびっくりしちゃって……。
『なんとかしなくちゃ!』って思いました。
それで、玄米食を始めたり、野菜を多く取り入れたり。
食事、運動、睡眠の質を高めるために、いろんな工夫を始めたんです」

今でもタイの自宅のキッチンでは、サラダやフルーツ、豆や豆腐など、栄養に配慮したおいしい料理を作って、ふたりで食べるのが楽しみなのだとか。



そんな真理子さんが今、タイで作り続けているのが、なんと納豆!
「オーガニックショップで大豆を買って、それを茹でて温かいうちに市販の納豆を混ぜます。
それを容器に移して、蓋にカイロを貼るんです(笑)
保冷バッグに入れて、一晩おいておくと、納豆のできあがり!
作りたての新鮮な納豆って、あまりネバネバせず臭みも少ないんですよ」と真理子さん。


「シンプルな味だから、いろんな食べ方ができるんです。
胡椒とかマスタードで食べるのが、いちばんおいしかったかな」と、ちあきさん。
同じく発酵食品のキムチをのせていただくことも。


今でこそ、こうしてキッチンに立つ真理子さんですが、実は20代の頃には、大きな病気をして、大変な時期もあったそう。
だからこそ、ふたりでおいしくご飯を食べられる当たり前の日々が何より尊い……。
いろいろな野菜を彩りよく盛りつけた器が並ぶ今の食卓は、ふたりがいちばん大切にしている「場」なのかもしれません。

 



25歳で真理子さんが大病を。
夫婦で乗り切ったから今がある

 


ふたりが出会ったのは、真理子さんが16歳、ちあきさんが21歳の時でした。

「私は『mcシスター』の専属モデルだったんですが、そこに本来来るはずだったヘアメイクさんが骨折して、代わりにきたのが彼だったんです」

当時ちあきさんは、アシスタント時代でまだ全くの無名だったと言いますから、この不思議な出会いに驚きます。

「そうしたら、いきなり『前髪あげていい?』って聞かれたんです。
初対面で緊張していたから『はい』としか言えないじゃないですか(笑)。
私は当時ファンデーションもほとんど塗らず、使っていたのはマスカラとリップクリームぐらい。
なのに、前髪を上げて、パーフェクトにメイクをされて……。
でも、出来上がっていくと、いつもとはまったく違う自分が鏡に映っていてドキドキしました」と真理子さん。

「そうしたほうが、絶対かわいくなるって思ったんです」と、ちあきさん。

このメイクが評判となり、ちあきさんには『mcシスター』からオファーが続き、以後、どんどん仕事が増えて、有名になっていったのだとか。


「ある日の撮影後、僕がスタジオの奥に靴を置いたのを忘れて帰ろうとしたら、真理子さんが『嶋田さん、靴を忘れていますよ』って僕の靴を持って走ってきてくれたんです。
なんて気遣いができる子なんだろう。
すごく自然体でいいなあと思って」

こうしてふたりはつきあい始め、4年後に真理子さんが20歳の時に結婚しました。
真理子さんは仕事を辞め、食べること、作ることが好きだったので、飲食店で働いたり、お母様と一緒にレストランを運営したり。

ところが……。
突然目が腫れて、頭が痛くなり、熱が出て。
とうとう目も見えなくなってきたそう。
病院での検査の結果、「原田病」という免疫疾患だとわかりました。
治療は、ステロイドの点滴治療しかなかったのだといいます。
1か月ほどの入院で視力はやや回復したものの、退院してからがまた大変!

「当時住んでいたマンションが2階だったんですが、階段が上がれないんです。
お風呂もひとりで入れない。
薬の作用で瞳孔が開いているので、家中のカーテンを閉めて、真っ暗な中で毎日過ごしていました。
もう絶望的でしたね。
ずっとひとりで寝ていたので、このまま消えちゃいたいと思ったこともありました」

こんな状態がなんと2年半も続いたのだと言いますから、その苦しさ、悲しさを思うと胸が締めつけられます。

当時売れっ子となっていちばん忙しい時期だったのに、ちあきさんは、仕事をセーブし、真理子さんに寄り添い続けました。

「僕は仕事ではプライベートなことをまったく話さないんです。
だから病気のことも誰にも言わなかった。
家に帰るのは辛かったですね。
ドアを開けるのが怖かった。
あの頃、常に思っていたのは、変わってあげられない辛さでした」

よく乗り越えられましたね、と聞いてみると
「僕ね、そういう面では、スーパーポジティブなんです」と、ちあきさんはにっこり。
その未来を信じる強さ、明るさに、真理子さんは支えられたのかもしれません。


2年半が経つ頃から、少しずつ症状はよくなり、外出もできるようになりました。
体力をつけるために、当時まだ珍しかった加圧トレーニングも始めるように。

そんな時です。
疲れを知らないちあきさんが『疲れた』と言ったのは……。

「ずっと私のケアをしてくれたから、今度は私がなんとかしなきゃと思いました。
当時まだ体はしんどかったし、精神的にも立ち直っていたわけではなかったけれど、こんなふうに甘えている場合じゃない、って思ったんです」

こうして、真理子さんはちあきさんのために食生活を見直し、さらに、アロマやリフレクソロジーを習いに行くように。

「私は自分が何者かになりたい、という気持ちがまったくないんです。
夫のサポートをしながら、日々を穏やかに送れたらいいなと思って」

自分のためではなく、ちあきさんのため。
そんな軸が生まれた時、真理子さんの体はどんどん元気になっていったそう。


すると、次第に真理子さんに料理や暮らし、健康や美に関する取材が舞い込むようになりました。
こうしてビューティー・ライフ・アドバイザーとしての活動を始め、さらに、ちあきさんが立ち上げたメイクレッスンのモデルも務めるようになったというわけです。

ただ、仕事が忙しくなると、家のことができなくなり、少しずつそれがストレスに。
「なんのためにやっているんだろうとわからなくって」と真理子さん。
40歳になった頃から次第にフェードアウトし、その間にタイに移住することにもなりました。



60代になって、
自分が大好きになっちゃった!



今年、63歳になった真理子さん。
実は先日、ちあきさんが立ち上げたコスメブランド「ブリリアージュ」のインスタライブに久しぶりに登場!
ショートカットになった新しい真理子さんの姿を見た昔からのファンはもちろん、初めて真理子さんと出会った人からも、大きな反響があったそうです。

「60代になって、いろんなものが取れたっていうか、すごく軽くなったんです。
ずっと、こうじゃなきゃダメだとか、人と比べて自信がない……と思っていたんですが、そういう思いがすべてなくなっちゃった。
今の自分が大好きになって、そういう話をすると、みなさんに『すごくいいね』って言っていただけるようになって」



そんな真理子さんは、普段のメイクもどんどん軽やかになっているそう。
今、ベースメイクに使っているのが、「ブリリアージュ」のスキンプライマー UVプロテクター(写真右)とリセッティングバームです。

「ベースがしっかりしていると、汗をかいても崩れないんです」とちあきさん。

スキンプライマー UVプロテクターは、SPF50+、PA++++でしっかり紫外線を防ぎながら、毛穴や肌の凹凸を目立たなくしてくれる下地。
真理子さんはパウダーは使わず、これだけで仕上げるそう。

リセッティングバームは、さっとひと塗りするだけで、乾燥しがちな目元を潤いで包み、なめらかな印象に。
ベースメイクにもお直しにも使える便利なアイテムです。



「おしゃれやメイクの楽しみって、やっぱり格別だと思うんです。
病気とたたかっていた20代の頃、友達の結婚式にどうしても出席したくて、思い切って出かけたことがありました。
体の具合は悪いはずなのに、メイクして、好きな洋服を選んで出かけると、ウキウキしたんですよ。
病気をしたからこそ、あの喜びを味わえたことは宝物だって思いますね」



生きていると、いろいろなことが起こります。
体調がすぐれない日もあれば、仕事が思うようにいかないこともあるし、人生後半になれば、親の介護の問題など、周りの環境も変わってきます。

それでも、ちあきさん、真理子さんの笑顔はすっきりと晴れやか。
数々の病気を経験し、今もときおり不調な日があるにもかかわらず、暗さや辛さは微塵も感じさせず、「明日、バンコクに帰るんです」と語るおふたりは、幸せの只中にいるようでした。

それはきっと、真理子さんが語ってくれたように、「今」を受け入れているから。
歳を重ねることも、健康も、今の自分の状況も「これでよし!」と自分でOKを出す……。
心と体を整えて、自分を愛することで、美しさを手にできるのだと、おふたりが教えてくれました。

 


 

【メイクアイテム】
スキンプライマー UVプロテクター(フェイス&ボディ)30g ¥4,950、リセッティングバーム¥4,400/ともにブリリアージュ(0120-202-885)

【真理子さん coordinate】
ニット¥33,000/ドロウェル(drawell-official.com)
パンツ¥41,800、「イリオ・スメラルド」モカシン¥42,900/ともにプレインピープル青山(03-6419-0978)
「ハリス×ケイコ オカモト」ラリエット¥31,900/金万(03-5477-8031)
ピアス¥176,000、リング(右手)¥160,600/ともにマリハ(03-6459-2572)
その他 私物

【ちあきさん coordinate】
すべて 私物


※表示価格はすべて税込です。

 

hair&makeup:嶋田ちあき
photo(1~3、12~15枚目):枦木 功
text:一田憲子
styling(真理子さん):本瀬久美子

 

BRILLIAGE(ブリリアージュ)

https://brilliage.jp
Instagram:@brilliage_official

 

ご注文・お問い合わせ
フリーダイヤル0120-202-885
(平日9:00~18:00、土10:00~17:00)

Profile

嶋田真理子

Mariko Shimada

1963年生まれ。高校在学中からモデルとして雑誌「mcシスター」などで活躍し、20歳で結婚。数々の病気を乗り越え、多忙な夫をサポートするなかで、心身の健康のためには食生活や運動、生きがいをもつことの大切さに気づく。今年、「BRILLIAGE」公式インスタグラムでのメイク動画が88万再生を突破し、「奇跡の60代」と話題に。
Instagram:@mariko_s_b_

 

嶋田ちあき

Chiaki Shimada

20代の頃からヘアメイクアップアーティストとして、俳優やアーティスト、モデルのヘアメイクを数多く手がける。2009年、コスメブランド「BRILLIAGE」をスタート。2017年に夫婦でバンコクへ移住後も、タイと日本を行き来しながら“変わらない美しさ、変わる美しさ”の価値を発信し続けている。
Instagram:@chiaki_shimada_official

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