コンプレックスにこそ原石がある vol.1 ~ルノンキュル 木村牧子さん

パーソナルスタイリスト木村牧子の美人塾
2016.02.12

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こんにちは、ルノンキュル・木村牧子です。

ふだんは、イメージコンサルタントとして、個性を引き出し、より魅力的に見えるイメージ作りをアドバイスをしています。この連載では、そんな私が考える、おしゃれについてのあれこれをつづっていきたいと思います。

連載第1回のテーマは「コンプレックスにこそ原石がある」。

自分の容姿で好きなところと嫌いなところ、あなたは両方挙げられますか?

私がスタイリングをするかたには必ずお聞きする質問ですが、嫌いなところはたくさんあるけど、好きなところはひとつも挙げられないって人が多いんです。

 

好きなところはもちろんスタイリングに反映させます。問題は嫌いなところ、こいつをどう調理するか。

 

方法は2種類。

隠す、あるいは軸にする。

 

私から見ると、嫌いなところ = 欠点 では必ずしもないんです。

 

その人の一番際立つ特徴やイメージは良し悪しに関係なく、子供のころからずっと、親や他人の口から出てきます。例えば私の場合「デカい」とか「外人っぽい」な訳ですが、もう「耳タコフィルター」かかってしまってるイメージに関しては、本人はニュートラルには判断できません。

 

そして女性は特に、人生の時間の中で容姿について観察したり分析してる時間が長いですから、おのずと他人と自分を比較します。モテる友人、着こなしの素敵な通りすがりの人、芸能人やモデルなど飛び抜けて偏差値の高い人なんかと比較していると、その人たちにあって自分にないものを思い知る機会が何回も訪れます。自分の良さを知る何十倍もの回数で。

こうやって自分の一番の特徴 = 欠点の図式のまま大人になる人が多いのです。

自分の良さを知らずに嫌いなところばっかりなんて、なんて悲しいことなんでしょう!

 

vol.2に続きます。

 

第2回「歳相応は私が決める」はこちらから

第3回「自分を教えてくれる服」はこちらから

第4回「おしゃれとお金のほどよい関係」はこちらから

第5回「美人の魔法」はこちらから

第6回「そのおしゃれは諦めて」はこちらから

Profile

木村牧子

Kimura Makiko

関西学院大学卒業後、全日本空輸㈱で国際線CAとして勤務。退職後に転身し、子供の頃から夢だったデザインの道に進む。10数年間グラフィックデザイナー、テキスタイルデザイナーとして色や素材に関わる中で、「装い」や「色」が人の生きるパワーや自信と深く関わることに強く興味を引かれる。色彩学、心理学を学ぶうちに、「見た目」を通して人の内面、生き方を前向きに元気にさせる仕事をしたいと思うようになり、パーソナルスタイリング、イメージコンサルティング、パーソナルプロデュースの仕事を開始。現在は平日はデザイナー、週末はイメージコンサルタントとして活躍中。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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