子どもも大人も持ちやすい「石塚硝子」の「つよいこグラス」

今日のひとしな
2017.08.02

~ musubi(むすび)より vol.2 ~

娘が初めてのお誕生日を迎えた日に、一通の手紙を受け取った。急く気持ちを抑えながら開くと入園許可の知らせだった。嬉しさと同時に、言いようのない寂しさも込み上げた。生まれてから一度も離れたことがない母子、こんな小さな娘が、毎日大勢のお友だちや先生方と一緒に過ごせるのだろうか。

大抵の子がそうである様に、我が家でも毎朝、涙の別れが繰り広げられた。この世の終わりとばかりに泣き叫ぶ我が子を置いて、お母さんも、また、お父さんも、仕事場へと向かうのだ。目に涙をためつつ。

とはいえ、そんな時期も束の間で、初夏の陽気が近づいてくる頃には、笑って手を振ってくれるようになる。そのうち、もう少し園で遊んでいたいと言い出す始末。親が子離れするよりも、子が親離れする方が早いみたいだ。

02_01

入園準備にあたり、哺乳瓶やストローではなく、“コップのみ”ができるようにとお知らせがあった。さて、どうしよう。小皿やお猪口で練習してみる。手付きのカップも試してみる。なかなか上手くいかない。

02_03

そこで、真ん中にくぼみのあるグラスを手渡してみる。「ふたつのおててで~♪」両手で持つのだよと、歌って、試して、二週間。小さな手が、小さなグラスのくぼみをそうっと包んでいた。

02石塚硝子のつよいこグラス_02

ガラス食器は割れる、という理由で子どもから遠ざけてしまうのではなくて、丁寧に扱わないと割れる、ということを経験させること。天然素材であるガラスという本物の素材に、小さな頃から触れさせることが大切。食育指導をする保育士さんの、そんな視点から生まれた「つよいこグラス」。

02石塚硝子のつよいこグラス_04

真ん中のくぼみが小さな手にぴったりと合い、滑りにくく持ちやすい。Sサイズは8分目で100ml、Mサイズは150mlぐらいで飲む量もいい具合。子どもだけでなく、大人の手にも持ちやすいのでついつい手が伸びるグラスです。

 

←お店の紹介はこちらから

musubi(むすび)

普段の暮らしに、ささやかだけれど美しく、しっかり寄り添ってくれる日用品や雑貨をセレクトしたお店。「今日のひとしな」の執筆は、店主の坂本眞紀さん。

 

東京都国立市富士見台1-8-37
TEL:042-575-0084
営業時間:12:00~18:00
定休日:日、月曜
WEB:http://www.musubiwork.jp/
Facebook:https://www.facebook.com/musubiwork/
instagram:https://www.instagram.com/musubi_work/

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

ページトップ