[ニットのお手入れVol.2] ニットを保管するときの5つのルール

ナチュリラ
2016.02.22

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寒さの中にも春の足音が近づいてきました。あったかニットで冬のおしゃれを楽しむのもあと少し。ニットは特に毛玉や、ほつれが気になるアイテムですから、お気に入りのニットがきれいに長持ちするための、収納&保管のコツを知っておきたいものです。そこで、ニット専門修理工房「ニットの穴」主宰 皆藤美恵子さんに5つのルールを教えてもらいました。

 

ルール1 衣替えは湿気の少ない晴れた日に

 湿気が多いと虫食いやカビ、黄ばみの発生につながるので、

雨の日や湿度の高い日は不向き。衣替えはカラリと晴れた日を選んで。

 

ルール2 クリーニング店のビニールははずして収納

 

クリーニングから戻ってきたニットを、ビニール袋に入った状態で保管するのはNG。

湿気がこもってカビの要因に。必ずはずして収納を。

 

ルール3 吊るさずたたむのが基本です

 

長期間ハンガーに吊るした状態で保管をすると、襟ぐりや肩まわりが

伸びて形が崩れてしまう結果に。必ず、きれいにたたんだ状態で保管を。

 

ルール4 防虫剤はいちばん上にのせるのが効果的

 

防虫剤の効果は上から下へと広がる性質があるので、

たたんで重ねた服のいちばん上に置くこと。用法、用量は必ず守って。

 

ルール5 ギュウギュウに詰め込むのはNG

 

長期保管中は、ただでさえ風通しが悪い環境に置かれるので、繊維が

呼吸できるよう、できるだけゆとりを持たせた収納で通気性を高めて。

 

衣替え後のニットを収納する際の5つのルール、ぜひご参考に!

 

[ニットのお手入れVol.1] はこちらから。

 

『ナチュリラvol.28』より photo:岡 利恵子  text:坂本祥子

 

ニットの穴
東京都足立区柳原1-10-2

http://knit-ana.com/

ニットの修理は、まずメールで見積もり依頼を。

info@knit-ana.com

Profile

皆藤美恵子

Kaito Mieko

自宅アトリエにてニット専門の修理工房を営む。虫食い穴の補修からサイズ直し、丈詰めまでを請け負う。

肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。

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