上品なカジュアル感! 「ドレステリア」のミリタリーブルゾン
名作と呼ばれる映画には、必ずといっていいほど実力派の脇役が存在するもの。それは、おしゃれも一緒です。一見何げないのに、実は丹念にこだわって作られたアイテムたちは、主役を引き立てるための十分な腕前を持ち合わせています。この連載では、そんな“おしゃれの名脇役”にスポットライトを当て、王道のものから隠れた逸品まで、幅広くリポートしていきます。
photo : 花田 梢 text : 三宅桃子
“今に受け継がれる物への再評価、再構築”をコンセプトに、長く愛せるアイテムを展開している「ドレステリア」。プレス関係者向けの展示会で目に留まったのがこちら。
「ドレステリア」バックサテン ミリタリーブルゾン¥28,000
※商品の価格は2017年9月現在のもので、表示は税抜きです。
「このブルゾンは、8年前から定番として人気が高いポリエステルナイロン素材のものをアップデートしたものなんです」と語るのは、PR・成田昇愛さん。
「ドレステリア」定番形状記憶M-65ブルゾン各¥34,000
確かに、カーキのブルゾンはスポーティな定番と比べると今年らしいルックスのように感じます。
「レーヨン混のしなやかな素材、ヒップがかくれる丈、開襟にすることで、カジュアルでありつつ女性らしくはおれるブルゾンに仕上がりました」
スタンドカラーにもなるという点は、イメージソースとなっているミリタリーウェアのM65らしさが感じられる要素。
肌寒い日や着こなしに変化をつけたいときに重宝してくれそう!
普段はすっきりとした手元に、またボタンをはずせばロールアップがしやすくなるという仕様も魅力的。
「内側のドローコードをしぼるとウエストマークができるので、シルエットを変えることもできます」
「この秋冬は、重ね着のキーアイテムとして活躍させるのがおすすめです」
と成田さんが実際に着て見せてくれました。
「ドレステリア」バックサテン ミリタリーブルゾン¥28,000、ニットコート¥49,000、ニット¥17,000、パンツ¥25,000、「サリーヌ パリ」ピアス¥9,800 パンプス/私物
「もちろん主役としても存在感を発揮してくれるのですが、コートの中に着てミリタリーミックスすることで、辛口カジュアルが楽しめます。ロングスカートとも好相性なので、着まわし力も抜群です」
まさに、“名脇役”的な着こなし!
メンズライクなアイテムを上品に魅せられるのが「ドレステリア」ならでは。
「企画チームは、素材やシルエットなどについて時間をかけて話し合っていました。長時間にわたる会議に『あら、まだやってる!』と思ってしまう日もあります」
と笑いながら話してくれた成田さん。そんな情熱あふれる服作りの現場に触れ『本当にものづくりを最後まであきらめないチーム』だということをひしひしと感じているのだとか。
秋と春はアウターとして、冬はコートのインナーとしてフル回転してくれるブルゾン。1着あると、かなり使えそうです!
TEL 03-6274-6217
オンラインストア dressterior.jp
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