オーブンシートで包むのも楽しい ~あさりと香菜の蒸し焼き&サーモンと野菜の包み焼き~
『オーブン料理 とっておき』のレシピで新発見のおいしさを味わう! vol.5
「暮らしとおしゃれの編集室」トップページで「きょうのレシピ」を掲載中の野口真紀さん。2児のお母さんとして日々作るごはんは、身近な材料を使って作りやすく、ほっとする味。
そんな、繰り返し食べたくなるおいしい料理に定評のある野口さんが、この10月に出版したのが、『オーブン料理 とっておき』です。
「オーブン料理って敷居が高いし、準備も後片付けも大変そう、という声もよく聞きますが、実はとっても手軽で、いいことずくめなんですよ。材料を準備すれば、あとはオーブンにおまかせなので失敗も少なく、焼き時間にもう一品作ったり仕事をしたり。いろいろな食材を並べて焼けば、ひと皿で栄養バランスが整うし、手間いらずなのに見栄えがするのも魅力です。何よりじっくり焼くことで素材のうまみが引き出され、おいしさも抜群になります!」と野口さん。
今週は、この本からおすすめのオーブン料理とおまけメニューをご紹介します。本の制作中、「“料理研究家”ではなく、“オーブン料理研究家”を名乗りたいくらい」と言いながら、試作に試作を重ねて、新発見のおいしさにたどり着いた野口さんのとっておきのレシピを、ぜひお試しください。
●オーブン料理にLet’s try
オーブンシートやアルミホイルを使って1人分ずつ蒸し焼きにするのも、そのまま手軽に食卓に出せて便利です。焼いている間に具材からしみ出るエキスが調味料と混ざって、格別のだしになります。中身が何なのか、食べる人がワクワクするし、包みを開けると広がる香りもオツな料理です。
あさりと香菜の蒸し焼き
温度/200℃ 焼き時間/15分
※ガスオーブンの場合。電気オーブンの場合は10~20℃高めに設定を。
機種により差が出るので、焼きが足りなければ、同じ温度で数分焼き足しを。
材料(2人分)
あさり(砂抜き済み)…300g
香菜…1~2本
白ワイン…大さじ2
にんにく(みじん切り)…1片分
下準備
・あさりはこすり合わせてよく洗う。
・オーブンは200℃に予熱する。
1 具材を切る
香菜の茎はみじん切りに、葉はざく切りにする。
2 オーブンシートで包む
30㎝四方のオーブンシートを広げ、中央にあさりと香菜の茎の各半量をのせ、白ワイン大さじ1をふってにんにくの半量を散らす。
左右の端は内側に巻き折り、きっちりと包む。同じものをもうひとつ作る。
3 焼く
200℃のオーブンで15分焼き、包みを開けて香菜の葉を散らす。
サーモンと野菜の包み焼き
温度/200℃ 焼き時間/20分
※ガスオーブンの場合。電気オーブンの場合は10~20℃高めに設定を。
機種により差が出るので、焼きが足りなければ、同じ温度で数分焼き足しを。
材料(2人分)
生鮭(切り身)…2切れ
じゃがいも…2個
玉ねぎ…小1個
酒…大さじ1
塩・粗びき黒こしょう…各適量
バター・しょうゆ・パセリ(みじん切り)…各適量
下準備
・オーブンは200℃に予熱する。
1 具材を下ごしらえする
鮭はキッチンペーパーで水けをふきとり、塩・黒こしょう各適量をふる。じゃがいもは薄切りに、玉ねぎは1㎝厚さの半月切りにする。
2 オーブンシートで包む
30㎝四方のオーブンシートを広げ、中央に玉ねぎとじゃがいもの各半量を並べて鮭1切れをのせ、酒大さじ1/2と塩・黒こしょう各適量をふる。
オーブンシートの上下の辺を合わせて向こう側に巻き折り、左右は内側に巻き折り、きっちりと包む。同じものをもうひとつ作る。
3 焼く
200℃のオーブンで20分焼き、包みを開けてバターをのせてしょうゆをかけ、パセリを散らす。
撮影/寺澤太郎
Profile
野口真紀
料理雑誌の編集者を経て料理研究家に。現在は育ち盛りで元気いっぱいの2児の母でもある。家族の健康を思いながら作る料理は、どこか懐かしくて心が満たされる味ばかり。抜群の作りやすさも兼ね備えたレシピにはファンが多い。おしゃれでありながら自然体なライフスタイルも支持されていて、雑誌やテレビ等で活躍中。著書に『きょうのサラダ』『きょうのおつまみ』『きょうの一汁二菜』『きょうのごはん』(すべて主婦と生活社刊)など多数。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。