どこかモダンな器「小鹿田焼(おんたやき)」
~メゾン エ トラヴァイユより vol.15 ~
今や定番と言ってもいいのでは? というほど有名になった小鹿田焼(おんたやき)。大分県日田市から車で30分ほどの山あいに、小鹿田焼の里があります。
車を止めてすぐに聞こえてくる、“コン、コン”という音。集落の中に流れる川の水を利用して「唐臼」が陶土を砕いている音です。まるで昔話に出てくるような、時間の止まった風景。水や土、空気がこの器を生み出しているのだなと実感出来る場所です。
そしてこの小さな里にある10軒の窯はすべて一子相伝が習慣で、今後もそれが変わることはないそう。そんな人たちの手で作られる小鹿田焼を、改めて紹介したいと思います。
小鹿田焼で有名な技法「飛び鉋」。成型した器に化粧土をかけ、ろくろを回しながら鉄の鉋の先をあてて化粧土を削り、鉋の跡をつけていく技法です。どこかモダンな印象を持つ柄です。飯椀は長年、夫婦で愛用しています。
飯椀(小)¥1,600+tax /(大)¥1,800+tax
炒めものや煮物にも便利な7寸菓子鉢。うちではサラダ用として使うことが多いです。大きくて深さもあるので、もりもりの野菜をたっぷりと遠慮なく盛り付けられるところがお気に入りです。箸置き兼取り皿やお刺身用に使う3寸豆皿は、来客の時に特に重宝するアイテムです。
3寸豆皿¥1,200+tax / 7寸菓子鉢¥4,000+tax
「家」と「仕事」をテーマに、この先ずっと使えるもの、大切にしていきたいものをセレクトしたライフスタイルショップ。古い郵便局を改装した雰囲気のある空間に、雑貨や器、道具が並ぶ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの谷 奈穂さん。
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