無垢の木の質感を生かした、ドイツ「ドライブラッター」の「お山のつみ木」

今日のひとしな
2018.01.20

~ HOEK(フーク)より vol.20 ~


今日のひとしなは、木の表情が素敵な「お山のつみ木」のご紹介です。

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つみ木は、長い間楽しめるおもちゃです。物がつかめるようになった頃から握ったり、積み上げたりと、早い段階から遊び始めることができます。その後“見立て遊び”を始める頃には、おままごとの料理の具材になったり、電話になったりと想像力をかき立ててくれるものです。それ自体を組み立てて何かを作ろうとし始めるのは3、4歳頃からでしょうか。

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乳幼児にとって、触感は非常に優位な感覚です。触れることから周囲の世界を知り、そこから感覚が育まれていきます。肌に触れるものとして、自然を感じられる素材は最高のツールと言えるでしょう。

ただ、私はおもちゃに関しては、天然のものに限らず、子供の個性に合わせて視野広く選ぶことを第一優先としています。安全であり、子供や環境に悪影響があるものでなければ、楽しく遊ぶことは何より大切だと思っています。天然素材でなくとも、知育玩具として優秀だったり、愛着の湧くものだったり、思わずクスッと笑えるようなちょっとふざけたものだったり、最近のおもちゃは進化していて、大人まで思わず欲しくなるものさえあります。

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ちなみに我が家は、キャラクターもののおもちゃも適度に取り入れています。インテリアを気にして最初は抵抗がありましたが、子供にとってはそれこそ憧れの存在です。もう目がキラキラしている子供たちを目の前にしてしまうと、こっちが幸せな気持ちになってしまいます。アンパンマンが嫌いな子供など、世の中にいないのではないでしょうか?

うちの子は、最初に覚えた言葉の一つがアンパンマンを指す「パン」でした(笑)。「パン!! アンパン!!」と、アンパンマンを目にすると食い気味に大興奮。下の子に関しては「ママ」という言葉よりも随分と先に発したほどです。アンパンマンは最強ですね。

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ドラえもんにミッキーマウス、今や我が家にはスーパースターがいっぱいです。そんなキャラクターもののおもちゃも、収納を工夫すればインテリア的にもストレスになりませんし、少々それが目についたとしても、今や逆にほっこりと癒されています。子育てを通して学ぶことは多いですが、このことも、私自身、一皮むけたなという気分にさせられる一件です。

ついつい話が脱線してしまいましたが、天然素材のおもちゃが乳幼児の発達にとってよいということは、初めにお話した通り。今回ご紹介するこの「お山のつみ木」も、そんなアイテムとしておすすめなんです。こちらはドイツの「ドライブラッター」社が、一点一点ハンドメイドで作っている製品ですが、木の皮が付いたものがあったり、変わった木目のものがあったりと、どれも木本来の形を生かした作りで、表情豊かなんです。

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どの一片をとっても、二つと同じものがないのも大きな特徴。遊んでいるうちに皮がむけるとまた違った表情になりますし、木の性質を自然に感じられ、よい経験に繋がるんです。そして素晴らしいことに、全て地元の再生可能な森林から得られる木が使用され、主にニレ、ブナ、ハン、白樺、柳で作られています。また表面は、亜麻仁油で仕上げられ、子供が舐めても安心です。

我が家の1歳7ヶ月と3歳11ヶ月の子供たちは、現在こちらをお料理に見立て、おままごとをするのがお気に入り。この商品には棒が数本付属しており、つみ木の中にはそれが通る穴が空いているものもいくつかあるんですが、我が家では、子供たちがその棒に穴の空いた積み木をさしていき、バーベキューのお肉やお団子に見立てて遊ぶのがお気に入りの様子。

木のかけらを一つ持って、突然下の子が「うん、うん、あー、はーい」と携帯で話す真似を始めたり。何も教えずとも、見聞きしたことを具現化する力がもう備わっていることに、子供の遊びを通して大人は驚かされています。

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きれいに丸や四角に成型された積み木のよさとはまた違う、自然そのままの形が美しいこの「お山のつみ木」。部屋で散らかっていても、なんだか素敵に見えてしまいます。ただ積み上げただけの状態ですら、まるでアート。大人も嬉しくなってしまいます。シェルフに無造作に積み上げて飾ってもかっこいいんです。カゴに無造作に入れるだけの、見せる収納もおすすめです。


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子供って、遊びの天才です。こんなふうにお構いなしに地面に寝転がって絵を描いてみたり。

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おうち遊びでは、こんなことも日常茶飯事。あっという間に散らかります。ですが、まぁその遊びの豪快さも微笑ましいものです。

DreiBlatter

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HOEK(フーク)

ヴィンテージ、プロダクトデザイン、ハンドクラフトなど様々な分野から、食器、インテリア雑貨、日用品、オブジェ、キッズアイテム、ファッションなどジャンルレスに紹介。「今日のひとしな」の執筆は、主に大井美代さん。ときどき大井智史さんも登場。

 

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