独特の美しさがあるアンティークの白い皿
~メゾン エ トラヴァイユより vol.20 ~
昨年まで、「Brocantetit.(ブロカントティト)」というアンティーク、ブロカントのお店を10年程やっていました。主に古い紙や食器などを扱うお店でした。思うとこがあって閉店し、新しく作った「ロクガツビル」というビルの中に、少しだけアンティーク品を扱うショップをオープンしました。それが「Cornel(コーネル)」です。そのCornelから、今日のひとしなを紹介します。
写真左から時計まわりに、オーバルプレート(フランスアンティーク)¥10,000円+tax / ラウンドプレート(ベルギーアンティーク)¥3,800+tax / お花型プレート(フランスアンティーク) ¥4,900+tax / 八角形プレート(ドイツアンティーク) ¥1,800+tax
ずっと人気の高い、フランスやベルギーの白いお皿。古いものだと1800年代のものなどもあります。それだけ古いと、当然真っ白なものは少なく、茶色くなっていたり、ひび割れていたり、傷がついていたりと表情は様々。でも汚れているほど魅力を感じてしまうのがアンティークの不思議なところです。
かたちもオーバルだったり、八角形だったりいろいろあります。お皿として使うことはほとんどないですが、お店だったら、アクセサリーをディスプレイしたり、ドライフラワーを飾ったり、ショップカードを置いたり、使い道がたくさんあります。ですので、買い付けで向こうに行くと、見つけたら見つけた分だけ欲しくなってしまいます。
こちらはアンティークというよりはヴィンテージ。すべてARABIAのものです。
ARABIA リムプレート(中)¥2,900円+tax / (大)¥3,900円+tax / ARABIA “KF2 HORS D’OEUVRE DISH”¥24,000+tax
ARABIAといえば、北欧らしい可愛い絵柄というイメージですが、シンプルな白のプレートを集めています。そして、手前の幾何学模様のオードブルディッシュは、Kaj Franck(カイ フランク)がデザインしたもの。1958~1962年の4年間のみの製造で、流通量が少ない希少な作品です。計算されたとても美しいデザインです。
「家」と「仕事」をテーマに、この先ずっと使えるもの、大切にしていきたいものをセレクトしたライフスタイルショップ。古い郵便局を改装した雰囲気のある空間に、雑貨や器、道具が並ぶ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの谷 奈穂さん。
神戸市中央区山本通3-8-1ポルトビル1階
TEL:078-891-3215
12:00~18:30 水曜定休
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。