素材ミックスで春を感じるグレーコーデ
冬から春へのバトン3(板倉直子さんのかしこい衣服計画)
カシミヤタートルを使って暖かさをキープしながら少しずつ春へとシフト。
3回目は、グレーのワントーンで春を取り入れてみます。
私はあまり差し色を使わず、ベーシックな色を着ることが多いのですが(落ち着くので)、地味に見えては本末転倒。
そこで気を付けているのは素材のミックスです。
分かりやすく言うと、厚手には薄手、ニットには布帛といった具合に。そしてニットのインに着たリネンシャツは、一割のレフ板効果が。
襟元と袖から白が少し覗くだけで、グッと春らしいバランスに。
ニットに合わせたボトムは、カットソー素材のグレーのキュロット。
色のトーンは同じでも素材感が異なるため、ワントーンでも表情のある組み合わせに。
立つとスカートのように見えますが、実は足さばきの良いキュロット。
春になったら活躍しそうな、やや薄手の素材ですが、厚手ニットと厚手タイツをあわせると、上手にボリュームダウンをしてくれます。
薄手のボトムはこの時期にこそ取り入れやすい、便利なアイテムかもしれません。
程よい太さのリブが足を綺麗に見せてくれる「Sono」のコットンリブタイツのチャコール。
・・・
カシミヤタートルニット
「Macalastair」
¥48,000+tax
リネンシャツ<Loose East London p.o>
「gardens of paradise」
¥18,800+tax
キュロットスカート
「STAMP AND DIARY」
¥14,800+tax
コットンニットリブタイツ
「Sono」
¥2,500+tax
Profile
板倉直子
島根県松江市のセレクトショップ「Daja」ディレクター。トラディショナルをベースに自分らしい着こなしを提案している。著書に『大人のための かしこい衣服計画』(主婦と生活社)。この連載では、1月、4月、7月、10月に1週間特集として登場予定。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。