素敵な器を使った朝ごはんコラム、3月担当は「KOHORO(コホロ)」の恩田裕美さん
新生活シーズンに向け、贈り物用の器や日用品を探している方も多いと思います。そんな3月に週末連載「器店主の ある日の朝ごはん」を担当してくれるのは、東京・二子玉川にある「KOHORO」です。スタッフの恩田裕美さん、志澤千尋さん、足立佳子さんが、明日から毎週日曜にコラムを書いてくださいます。
企画やディレクションを担当する恩田さんは、もともと建築関係の仕事をしていたそう。そんな恩田さんがセレクトするのは、手仕事で作られる日常使いの器や道具類。素朴だけれど、その奥に背景やストーリーのあるアイテムが並びます。
「定期的に企画展も開いていますが、できるだけ常設を大切にしています。ここはギャラリーではなく器店なので、普段使いたい器を、無理をしない価格で、いつでも買えるお店でありたいと思うんです」
そんな中、少しずつオリジナルのアイテムも生まれ始めています。中央に置かれたオーバルプレートは、陶芸作家・井山三希子さんとコラボした「aima」シリーズ。もともと井山さんが作っていた定番のオーバルプレートより、大きいものはもう少し小さく、小さいものはもう少し大きくなりました。用途が広がり、カレーにもワンプレートにも活躍してくれそうですね。明日の連載コラムには、同じシリーズのベイクパンが登場しますよ~。お楽しみに。
そしてもうひとつ、ひそかに人気のオリジナル商品があります。それは、写真手前にかけてある「中津箒(ほうき)」です。明治時代から手作業で作られ続けているこのほうき、じつは通常、材料のホウキモロコシを束ねるのに使うのはビニールひもなのですが、「KOHORO」に置かれたこちらは、よーく見ると、麻ひもが使われているんです。しかも、やさしい色合いの草木染め。しかも、お店のスタッフたちが、自ら染めているというからびっくりです。
また最近のイチオシアイテムのひとつは、お茶。こちらの「宮崎茶房」の茶葉をはじめ、真面目な作り手さんの手によって、自然の中でのびのびと育ったお茶を、器とともに紹介しています。「ここで素敵な器やおいしいお茶に出会い、家に帰ってお茶を淹れることで、ふっと息をつけたり元気になったり。そんな時間が増えるきっかけになったらうれしいですね」
そんな手仕事を愛する「KOHORO」スタッフは、おしゃれな女子4人。こちらは、コラムを担当してくれる志澤さん(左)と足立さん(右)です。取材したこの日は、ふたりとも真っ黒な服でしたが、けして制服ではありません(笑)。シックな装いが、お店の雰囲気に似合っていますねー。
木の道具や器も充実しています。「陶器や磁器だけでなく、木やガラスの器を組み合わせると変化がついて、食卓が楽しい雰囲気になりますよね」
2005年にオープンしてから13年。オープン当初、まだ若くて自分のものは買えず、特別なプレゼント用に器を探しにきた若い女性が、結婚して自宅用の新しい器を、さらに子供用の器を買いにきてくれるようになったお客さまもいるのだそう。「そうやって、暮らしが変わるごとにお店に来てくださるのは、とてもうれしいです。そういうエピソードって、長く続くお店ならではのご褒美みたいなものですよね」
また、お店の隣や前には、リネン専門店「リネンバード」や「カフェリゼッタ」など素敵なお店がたくさん。「KOHORO」のスタッフも、「おいしいから、お昼はよくカフェリゼッタで食べてます~」と太鼓判。二子玉川に遊びに来たら、ぜひぐるりとまわってお買い物&カフェ時間を楽しんでくださいね。
ちなみに「KOHORO」は大阪・淀屋橋にもお店が。素敵なヴィンテージビルの中にあって、カフェも併設されているので、こちらもウキウキのんびり、器選びが楽しめそうです。
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東京都世田谷区玉川3-12-11 1F
TEL:03-5717-9401
営業時間:11:00~19:00
定休日:不定休
https://kohoro.jp/
instagram「@irohani_kohoro」
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