素敵な器を使った朝ごはんコラム、4月担当は「まいにち北欧道具」の川上祐子さん
のどかな田園風景が広がる住宅地と都心の渋谷を結ぶ東急田園都市線。その終着駅である中央林間駅からあるいて10分ほどの場所にあるのが「まいにち北欧道具」。
4月の朝ごはん連載を担当してくださる川上祐子さんのお店です。自宅の一角を店舗にした小さなお店ではありますが、店内にはお店の名の通り北欧の雑貨が所狭しと並びます。
最初の就職先に旅行会社を選ぶほど旅好きだったという川上さん。旅ができる仕事がしたいと漠然と思いながらも、旅行会社を経て転職したいくつかの就職先も関連性のない会社でした。ところが2011年の6月、ふいに「旅・北欧・インテリア雑貨」という自分の愛してやまないキーワードを今なら、つなげられるのではないかと思い立ちました。
少ないけれどオンラインショップならなんとか始められる資金、自身の仕事に時間的余裕ができたこと、子育ての節目(息子さんが小学生から中学生に)というタイミングが合わさったのだといいます。翌7月には、なんとぶっつけ本番(!)で北欧へ買いつけに行き、8月にはオンラインショップ「まいにち北欧道具」をスタートさせたというから驚きです。家を建てることになった2015年3月、自宅の一角に実店舗もオープンすることができたのだそう。
小さな小さなスペースだけれど、川上さんの思いがギュッと詰まったお店。店内の様子を少しご紹介しますね。
違うデザインのものを一客ずつ揃えたくなる北欧のカップ&ソーサー。スウェーデンのグスタフスベリ社(上段)とフィンランドのアラビア社(下段)のもの。
カラフルなホーロー製品や古い缶も北欧ヴィンテージの魅力のひとつ。ボウル(黄色)はノルウェーのもの。コーヒーポット(紺色)はフィンランドのヴィンテージ品。
トレイやボウルなど、チーク材の器などはデンマーク製。器は北欧4カ国(フィンランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー)のものいろいろ。
年2回の買いつけのほか、月に2~3回商品が届くので店内のディスプレイも少しずつ変わるそう。
キッチンクロスやテーブルクロス、マリメッコの生地やはぎれなど布ものも。
今年から日本の作家さんの器も少しずつ紹介中。
お店は一軒家の一角で周りも住宅街なので、見つけにくいかもしれません。スウェーデンの国旗(水色に黄色の十字)と黒い看板を目安にしてくださいね。
スペース的にはあっという間に見てまわれちゃうのですが、2回3回と何度もじっくり見直したくなる不思議な魅力があります。現行品からヴィンテージまで、素敵なものばかりでお買い物には本当に迷います。これからの行楽シーズン、“旅”は無理だけれど、いつもより少し足を延ばして出かけてみたい……そんなときはぜひ中央林間の「まいにち北欧道具」へ!
小田急線・東急田園都市線中央林間駅から徒歩10分
北欧のヴィンテージ食器と雑貨、日本の作家ものの器を扱う。
TEL 046-206-5772 日曜・月曜定休 13-17時
shop@tabicafe.com
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