角田真秀さんの「豚肉と玉ねぎのレモンしょうゆ炒め」レシピ
角田真秀さんの「お店の料理と競わない、シンプルな家庭料理」vol.2
~ 煮ものも作れるフライパンは万能調理器具 ~
人気料理研究家の角田真秀さんは、ほとんどの料理をフライパンと片手鍋で作ると言います。その理由は気軽に作れるから。調理時間は15分ほど、後片づけもごく簡単なそのレシピは、まさに現代人が求めていた料理。「料理に使う道具や材料は少なければ少ないほどよい」という角田さんのエッセンスが詰まった大好評の新刊『フライパンひとつで作る炒めもの、煮もの、蒸し焼き』『片手鍋ひとつで作る炒め煮、マリネ、スープ』(主婦と生活社)より、レシピを紹介しつつお送りします。
フライパンで作るのは勢いのある料理。炒めものはもちろんのこと、深さのあるものを使うと、簡単な煮ものも作ることができます。フライパンで作る煮ものはより短時間できりっとした仕上がりになるので、食べごたえがあります。ふたを使えば蒸し煮も可能です。いずれも短時間で作ることができます。
季節でいうと春から夏の終わりにかけて、つまりこれからの季節はフライパンのハイシーズンです。本でご紹介させていただいた黒酢炒め、レモンじょうゆ炒めなどは、暖かくなるにつれてよりおいしく感じ、食べると元気が出る料理です。
今回ご紹介するレモンじょうゆ炒めは、レモン果汁は最後に加えると酸味が強く出ます。香菜をトッピングしてもよく合うことでしょう。玉ねぎの代わりに長ねぎを使用しても構いません。
豚肉と玉ねぎのレモンしょうゆ炒め
【材料(2人分)】
豚バラ薄切り肉 200g
玉ねぎ 1/2個
A|しょうが(すりおろし) 1かけ分
|酒、みりん、しょうゆ 各大さじ1
レモン果汁 大さじ1
サラダ油 大さじ1
【作り方】
1 豚肉は長さ6㎝に切る。玉ねぎは縦に薄切りにする。Aは混ぜ合わせる。
2 フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を炒める。肉の色が変わってきたら玉ねぎを加えて炒め合わせ、少ししんなりとしたらAを加えて炒め合わせる。
3 汁けがほぼなくなったら火を止め、レモン果汁を加えて混ぜる。
撮影:三木麻奈 スタイリング:佐々木カナコ
Profile
角田真秀(すみだ・まほ)
料理研究家。東京・九段下で飲食店を営む父母の元に育ち、販売業、カフェ勤務、実家での修業を経て、フードユニット「すみや」を夫とともにスタート。ケータリングや企業向けのレシピ監修、料理教室の講師などを手がけながら、雑誌や書籍で活躍中。簡単で力強く、それでいて酢や柑橘果汁を巧みに使ってさわやかに仕上げた料理が、幅広い層から支持を得ている。著書に『フライパンひとつで作る炒めもの、煮もの、蒸し焼き』、『小さな片手鍋ひとつで作る炒め煮、マリネ、スープ』(ともに主婦と生活社)、『基本調味料で作る毎日の献立とおかず』(マイナビ出版)。
http://sumiya-nikki.blogspot.jp
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