粉引き&黒釉がやさしい加藤祥孝さんの器
~メゾン エ トラヴァイユより vol.27 ~
岐阜県で作陶されている加藤祥孝さんの作品といえば、輪花の器。粉引きによって生み出される、温かみのある柔らかい風合いや優しい色合いが特徴です。
粉引8寸輪花皿 ¥5,200円+tax
粉引きは、もととなる素地の上に、化粧土となる白い土を掛けて作られます。化粧土の上から釉薬をかけ3層になり、独特の柔らかな雰囲気が生まれます。その粉引きの技法と、口縁部に規則的な切込みを入れ、とがった部分をなくした輪花という形が、見事に融合しています。どんなお料理でも美味しく見せてくれそうな安心感のある器です。
同じく粉引き輪花の小鉢。何を盛り付けても絵になりそう。春先にぴったりの器です。
粉引き3.5寸輪花鉢 ¥1,800+tax
こちらはシルエットが印象的なマグカップ。表面を削って凹凸を作る「しのぎ」の技法を使って作られています。黒いほうは鉄釉(黒土に鉄分の多い黒釉)が使われていて、質感はマットで炭のような発色。同じデザインですが、粉引きとは対照的な質感です。炭黒のような風合いは、シックで食卓に並べた時にアクセントになります。安定したかたちのマグなので、朝食のスープやシリアルにも使いやすいですよ。
しのぎマグカップ ¥3,000+tax
「白」と「黒」という言葉だけでは表現できない、深い色合いや質感を楽しめる加藤祥孝さんの器です。
「家」と「仕事」をテーマに、この先ずっと使えるもの、大切にしていきたいものをセレクトしたライフスタイルショップ。古い郵便局を改装した雰囲気のある空間に、雑貨や器、道具が並ぶ。デイリー連載「今日のひとしな」のコラム執筆は、オーナーの谷 奈穂さん。
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