ジャケットは“カーディガンの延長”で

「素敵なものがたくさん。しかも実際に着られそうな服が多くて、見ているだけでおしゃれをしたくなりました」「微妙な年齢でも着こなせるコーディネートが、とても勉強になりました」などなど、おかげさまで先月末に発売された２号目も大好評‼︎ の『大人のおしゃれに、ほしいもの　2018春夏』。

売れ行き好調に感謝して、まだご覧になっていないみなさまのために、先日の「もたつき知らずな“洗練チノパン”」に続き、これからの季節にお役立ちの服選びと着こなしのヒントをピックアップしてご紹介しますね。

大人になってもカジュアル好き！　とはいえ、ちょっとした食事会など、いつもより少しだけ、きれいめに装いたいシーンもありますよね。そんなときに使い勝手のいいアイテムがジャケットです。ただ、お仕事用のスーツのようにカッチリしすぎるタイプは、かえって着ていく場所が限られるもの。

さっと気軽にはおれる

しなやかニットのテーラード

オーソドックスなテーラード襟のニットジャケットは、一枚持っていると重宝。肩口にゆとりを持たせた造りで、コンパクトに見えても、快適な着心地。ふんわりとしたブラウスの上にはおっても、すっきりまとまる。

｢マッキントッシュ ロンドン｣ジャケット¥49,000／SANYO SHOKAI　ブラウス¥35,000／シュチャストニースー　

ほしいのは、あくまでも気軽に楽しめる一枚。カーディガン感覚ではおれて堅苦しくならない、軽やかなニット素材や、綿・麻素材のものが適任です。

アームホールや袖まわりにゆとりのあるシルエットであることもポイント。肩や背中のお肉を拾わず、脱ぎ着もラクで、長時間はおっていても肩が凝りません。春夏の肌寒い日や、冷房の効いた室内での温度調節にも使えるので、自然と出番も多くなるはずです。

TYPE 1

ノーストレスで重宝する

ニット＆ジャージー素材

仕立ての美しいショールカラー

ショールカラーがエレガントな、ラグランスリーブのジャケット。薄手で軽やかでありながら、裏地つきなので、きれいなシルエットがキープできる。デニムに合わせて着てもいいけれど、スカートやネックレスとコーディネートすると、お出かけにもぴったりの装いに。

ジャケット¥49,000／アスペジ 六本木　｢ビーピーキューシー｣Tシャツ¥8,900、同スカート¥14,000／ともに恵比寿三越　ネックレス¥19,000／トーカティブ　「ユードット」シューズ¥20,000／ユードット

ダブルのノーカラーが新鮮

Vあきのノーカラーとダブルのあわせがスタイリッシュ。こんなニットジャケットなら、ストライプのシャツに重ねても、カッチリしすぎないのが魅力。リュックを携えて軽快に。

｢デミリー｣ジャケット¥38,000／サザビーリーグ　シャツ¥19,000／ヤエカ ホームストア　｢インコテックス｣パンツ¥29,000／スローウエアジャパン　｢ヴィオラドーロ｣リュック¥20,000／ピーチ　｢フランネル｣ソックス¥2,600／ブルーム＆ブランチ青山　｢トラベルシューズ｣シューズ¥19,000／プリュス バイ ショセ

TYPE 2

シワ感のある麻やコットンで

こなれた雰囲気に

ほどよくラフなテーラード

味のある風合いの中に、襟先の丸みやゆったりした袖など、さりげなく女性らしさがにじむジャケット。キルトスカートやレースアップシューズで大人のトラッドスタイルに。

ジャケット¥48,000／ヤエカ ホーム ストア　シャツ¥56,000／ヴィンス 表参道店　｢オニール オブ ダブリン｣スカート¥21,000／デミルクス ビームス 新宿　｢シックストックス｣ソックス¥1,800／ノーデザイン　¥36,000／リーガルコーポレーション

ワーク風味のスタンドカラー

シャリ感のある生地のスタンドカラージャケットは、センタープレス入りのチノパンに合わせて、上品なワークテイストに。メンズライクになりすぎないよう、カットソーのフレアの裾を出したり、ソフトなニュアンスをプラスして。

｢サイ｣ジャケット¥35,000／マスタピースジョールーム　Tシャツ¥17,000／エンフォルド　｢オーシバル｣パンツ¥13,800／ビショップ　｢マロウ｣バッグ¥39,000／4K　｢オペラ ナショナル ドゥ パリ｣シューズ¥22,000／ウィリー

『大人のおしゃれに、ほしいもの　2018春夏』より抜粋

photo : 回里純子（model） 花田梢（still）　styling : 矢島千夏子　hair&make-up : 渡辺みゆき　model : 水越日麻<IPSION>　text : 秋山圭子