『時間を、整える』特集④ 「北欧、暮らしの道具店」店長 佐藤友子さん
何もしない
時間をつくる
週末は、アクティブに外出するより
家でじっとしている方を選びます。
「何もしない」ことは、私にとって
「何かをする」ために欠かせない時間です。
大人気のネットショップ「北欧、暮らしの道具店」で、
実務的な作業を統括しているのが佐藤さんです。
スタッフとのコミュニケーションが大切なので、
1日の打ち合わせが6〜7本という日もザラなのだとか。
でも、忙しいのは会社でだけではありません。
帰宅して夕飯、入浴を終えた、
8時半から10時半までの2時間でやりたいこと、
やらなくてはいけないことを、すべてこなします。
「朝がとにかく苦手なので、お弁当作りも、掃除や洗濯も夜なんです」。
そして、一日の最後に部屋中の電気を消して、
キャンドルに火を灯し、15分ほどボ〜っとするのだとか。
「ふだん、全速力で走り続けているからこそ、
『私ってこういう人だったよな』と
自分を取り戻す時間が必要なのかもしれません」と佐藤さん。
実は子供の頃から体が弱く、今でも出張で体調を壊してしまうことも。
「いつも金曜日の夜にはヘトヘト。
だから、週末に外出しても2時までには必ず帰ります。
週末は平日のために『備える』時間なんです」
text/一田憲子 photo/木村文平
※この記事は暮らしのおへそ実用シリーズ『時間を、整える』より
一部抜粋したものです。
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Profile
佐藤友子
2007年、実兄と共にECサイト「北欧、暮らしの道具店」を開業。以来、店長を務める。オリジナルレーベルKURASHI&Trips PUBLISHINGのブランドマネージャーも兼任。ご主人と7歳の息子との3人暮らし。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。