植物の力を借りてセルフケア アロマセラピスト あんどうくみこさん

ナチュリラ
2018.07.19

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悩みに合わせたハーブと
アロマで夏を快適に

アロマセラピストと漢方スタイリストという、2つの顔を持つあんどうくみこさん。

「梅雨から真夏の時期は、湿気と暑さにダメージを受け、室内外の気温差に悩まされ……。貧血やむくみ、のぼせ、不眠、イライラなど、特に不調を抱えやすいときです。自分の体質を知って、それに合わせたハーブやアロマを取り入れることで、健やかに過ごすことができます」

例えば、眠りが浅ければベッドサイドでアロマをたいて安眠を導いたり、ホルモンバランスが乱れがちなときは女性ホルモンを整える効果のある漢方・クコの実を食したり、新陳代謝が悪い人は利尿作用のあるハーブティーを飲んだり……、それぞれの悩みに効能があるものを知り、それを上手に取り入れることで、ストレスフリーな生活に近づくことができるのだとか。

「体内に毒素をためこまないことが大事です。熱を外に逃がす、代謝をよくする、血液に良い循環を作る。ハーブやアロマには、そんな力が宿っています。『夏の養生をしっかりすれば、冬に病気にならない』と言われるくらいですから、この時季のセルフケアは、“いつだって健やか”への近道です」

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体感温度を2〜3度下げると言われているペパーミント。「ペパーミントの精油を芳香器でたくだけで涼感効果が得られます」。寝苦しい夜には、誘眠効果のあるオレンジとリラックス効果のあるラベンダーをミックスして。

 

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月桃の葉は、神経を穏やかにし、肌を引き締め効果が。ハトムギは利尿作用があり、体の毒を外に出しデトックスしてくれるので、むくやすい夏におすすめです」。半々くらいの量を熱湯で3分ほど蒸して、ブレンドティーに。

 

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漢方では不老不死の果物と言われているクコの実は、美肌、免疫力の向上、更年期障害の改善と、女性に嬉しいことずくめ。「はちみつ漬けにしておけば、そのまま食べたり、ヨーグルトに合わせたりと、手軽に取り入れて」

 

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自然療法サロン
インザサニープレイシス

アロマ、ハーブ、漢方、3つの理論を用いたトリートメントが人気。
定期的にワークショップも開催。

東京都渋谷区恵比寿西1-30-13
営:9時〜22時(最終受付20時)
  月・火のみ11時〜 定休日 木・金曜日
https://www.inthesunnyplaces.com

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『ナチュリラ』Vol.42より
text:坂本祥子 photo:亀和田良弘

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