イチジクと生ハムをのせたオープンサンドの朝ごはん
「IZUMO[utsuwa]」助野いづみさんvol.5
横浜あざみ野の住宅地で「IZUMO[utsuwa]」という器の店を営んでおります、助野いづみと申します。今日で9月の連載も最終回になります。これまでお読みいただき、ありがとうございます。
連載最終回の朝ごはんは、「イチジクと生ハムのタルティーヌ」です。「タルティーヌ」は、フランス式のオープンサンドイッチ。バゲットを軽くトーストし、クリームチーズを塗って、イチジクと生ハムをのせて、蜂蜜をトロリとひとかけ。簡単ですが、イチジクの甘さと生ハムの塩気とが相性抜群で、朝からなんとも幸せな美味しさなのです。
今日のテーブルは、優しい色合いでまとめてみました。楕円の皿は、根本幸一さんの「オーバルL・緑」。ふんわりとした色合いの緑色で、一枚のお皿の中に釉薬の変化があり、温かみを感じます。楕円皿は、長いものの盛り付けにピッタリなのはもちろん、一枚のお皿に何品かの料理を盛り付けてもキマります。
根本幸一作 オーバルL・緑 5,400円
根本幸一作 オーバルM・緑 4,320円
そして、キャロットラペをのせた皿は、小林千恵さんの「輪花小皿」です。千恵さんの輪花蓋碗の受け皿が可愛かったので、「こんな形の小皿を作って下さい」とリクエストして作っていただきました。
直径12cmぐらいの大きさで、お菓子をちょっとのせたり、副菜やお漬物などに使ってもいいですね。デザインの違う、これぐらいの大きさの小皿をたくさん並べて、色々なお料理を少しずつ盛り付けても楽しそうです。
小林千恵作 輪花小皿 3,240円
かぼちゃのスープを入れたカップ:根本幸一作 カップ・白(旧バージョン)
同じお料理を、村上雄一さんの「湖水色オーバルプレート」にものせてみました。少し落ち着いたグレィシュなブルーのお皿は、明るい色のお料理がくっきりと映えますね。
作家さんが丁寧にひとつひとつ作った器には、「温度」や「想い」が感じられます。その器があることで心がウキウキし、料理を盛ると、また映えるのです。いつもの料理が美味しく感じられ、器に盛った料理を褒めてくれる人がいて、またその器を使いたくなって、料理を頑張っちゃう。そんな素敵なスパイラルが始まる幸せな器を、ぜひ探しにいらして下さいね。
神奈川県横浜市青葉区大場町387-27
TEL:045-972-4230
営業時間:11:00~17:00
定休日:不定休(サイトのカレンダーをご確認ください)
http://izumo-utsuwa.com
Instagram「@izumo_utsuwa」
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