短いからこそ、女らしい 大人のショートカット vol.2
髪は顔の一部です。だからでしょうか、おしゃれな人は、服装以上に“私らしい”髪型をしているもの。ショートカットが素敵な大人の女性に話を聞きました。
♯3
林 多佳子さん
「パーマネントエイジ」オーナー
若いころは5cmぐらいのベリーショートにしたり、クラシカルなボブスタイルにしたことも。でも歳を重ねると髪のボリュームが落ちてきますから、パーマをかけて動きを出したほうが元気に見えるみたい。自分でスタイリングするのもラクです。歳を重ねることを「淋しいこと、つまらないこと」と考えるより、その変化を受け入れて楽しみたいと思っています。白髪を生かしたグレイヘアにしているのも、そのひとつ。赤やオレンジなど鮮やかな色の服も顔になじむようになりました。もっとボリュームがなくなったら、ウィッグにしていろいろな髪型に挑戦するのもいいかな、と密かに楽しみにしているんです。
♯4
江波戸玲子さん
「風雅会」主宰
見た目も生き方も、すっきりしているのが好きで、ずっとショートカットです。半年前までは、サイドを刈り上げた、もっと“男前”な髪型だったんですが(笑)、少しエレガントにしてもいいかな、と思い始めてトップの髪を伸ばしているところ。イタリアに住む仲よしの友人がいるんですが、ヨーロッパの女性っていくつになっても女性らしさを忘れないでしょう? 本当の“おばあちゃん”になる前に、少しくらい女を楽しんでもいいかなって。この歳になって、ようやくそんな余裕が出てきました。今まで着物以外は、パンツスタイルばかりでしたけれど、この秋はワンピースを新調して、エレガントなおしゃれにも挑戦します。
『大人になったら、着たい服 '15-'16秋冬』より抜粋
photo : 和田直美
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