素敵な器を使った朝ごはんコラム、11月担当は「ろばの家」の福江洋子さん
日ごとに木々が色づいてきましたね。心も体もあったまる料理が食べたくなる季節です。さて、そんな11月に「器店主の朝ごはん」連載を書いてくださるのは、茨城県・つくばの器店「ろばの家」の福江洋子さんです。連載スタート前に、お店についてご案内しますねー。
「ろばの家」は2014年に福江さんご夫妻が開いたお店。つくば駅から車で5分のほどのところにあります。
「ろばの家」って不思議な店名ですよね。Robaというのはイタリア語で「物」という意味。実は福江さん、イタリアで8年間、ワイン関連のお仕事をしていたそうなんです。ヴァン・ナチュール、自然派とよばれるワインの生産者を訪ね歩き、ワイン造りをお手伝い。帰国後は海外ワイナリーを日本の輸入業者に紹介するクルティエに。……そんな経歴を持ちながら、同じくワインショップで働いていた夫の貴行さんとともにお店を始めたのは、ずっと好きだった作家ものの器のお店でした。器店を始めてから気がついたのは、ワインと陶器には共通点が多いということ。
「考えてみたら、どちらも人の手によって作られているもの、土=自然を相手に作られているものなんですよね。私たちは、作った人の生き方、個性がにじみ出ているものが好きなのかもしれません」
ただ美しいというだけではなくて、使っていてワクワクするもの、料理するのが楽しくなるもの、そして愛着を持って長く使えるもの、それが「ろばの家」で扱う器たちです。
また、「ろばの家」の特徴のひとつが、企画展やイベントで、器に手作りの料理を添えて使い方を提案していること。もともと夫婦そろって大の食いしん坊。毎日二人でキッチンに立ち、簡単でおいしい料理を考えてはお店のHPでレシピを紹介し、イベントでも腕をふるっています。
「実際に器に料理を盛って、その使い心地を体験できたほうが、安心してお買い上げいただけるかなと思って気軽に始めたことなのですが、最近は恒例になっていますね(笑)」
ちなみに、福江さんご夫婦の朝ごはんはいつも店内で。朝9時からとオープンが早いので、家で作ったスープなどをお鍋ごと持ってきて店で温め、向かいにある有名店「ベッカライ・ブロートツァイト」で焼き立てのパンを買ってくるのだそう。バタバタなようでなんとも優雅な、うらやましい朝ごはん風景ですね。
イタリアに住んでいたときに出会った、現地の伝統的なお菓子が並んでいるのも、「ろばの家」ならでは。「これさえ使えば料理がおいしくなる!」と福江さんが太鼓判を押した調味料たちも、隠れた人気商品です。
そんな、ちょっぴりのどかで、ワクワクする「ろばの家」。ぜひ訪れてみてくださいね。もちろん連載で気になった器があればオンラインショップでも購入できます。さらに福江さん夫婦のアツい思いが綴られたブログやメルマガも、抜群の面白さですよ~。
茨城県つくば市天久保2-11-1 コーポりぶる1F
TEL:050-3512-0605
営業時間:9:00~18:00(展示会中は12:00~18:00)
定休日:月・火曜(イベントなどで変更になる場合があるので、インスタグラムなどで確認のうえご来店ください)
http://robanoie.com
オンラインショップ https://68house.stores.jp
Instagram「@robanoie」
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