お腹にやさしい朝ごはん
「savi no niwa(サビノニワ)」田中あずささん vol.2
photo&text:田中あずさ
こんにちは。連載2回目の朝ごはんは「おかゆ」です。
前日の晩ごはんが遅かったり、食べ過ぎてしまったりで胃腸の調子がイマイチな時は必ずおかゆにします。身体も温まるので寒いこの時期にもおすすめです。
付け合せも控えめに卵焼きと梅干し、きゅうりの浅漬けのみ。
今回使った木の器は田澤祐介さんの隅切一文字盆(上)、加賀雅之さんのpan皿(下)。
お客様から「お料理を直接のせてもいいのでしょうか?」「普通に洗ってもいいのですか?」と質問されることが多い木の器。お料理をのせることに抵抗がある方、実は結構おられます。使い始めに醤油やソース、トマトペーストなど色の濃いものや油ものなどをのせるとシミになりやすいので、気になる方は最初のうちだけ控えていただくといいのかも。でも多少のことは気にせず、使い込むことでいい味わいになっていきますので、しまい込まずどんどん使っていただけたらと思います。使ったあとはソフトなスポンジと中性洗剤で洗ってください。洗ったあとは柔らかな布で水気を拭き取りしっかり乾かしてくださいね。
こちらは鈴木史子さんの「めしわん」。一見、飯碗に見えないところが人気のようで、我が家でもスープやヨーグルトの器として使うことが多いです。
田中友紀さんの真鍮の匙と石原ゆきえさんの豆皿。豆皿は薬味やおつまみなどをのせたり、今回のように箸置き、カトラリーレストとしても使えます。小さな器もなかなか良いアクセントになりますよ。
今日は小山乃文彦さんの粉引ポットと早川ヤスシさんの白磁の茶杯で。どんなに忙しくてもお茶の時間は大切にしたい……たとえ5分でも時間をつくるようにしています。そんなわけでお茶の時間を楽しむためのアイテムはついつい集めてしまいます。その中でも家族から禁止令が出るほど集めてしまった湯呑(笑)、お茶以外に小鉢代わりに使えますし、ディップソース入れなどにも使います。必死の言い訳?いえいえ、どの器も使い方はひとつではありません。自由に楽しく普段使いしてくれることが、作り手も私にとっても最高に嬉しいことなのです。
それでは、今日はこの辺で……。
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