「まめまめしい季節」~おしゃれ暦vol.66神無月
『ナチュリラ』本誌でも、季節ごとのリアルクローズとそのおしゃれな着こなし方を提案してくださっている人気セレクトショップ「アナベル」。店主の伊佐さんによる、季節のおしゃれエッセイ・第66回目です。だんだんと秋も深まってきて、アウター選びが楽しい(悩ましい?)季節になってきましたよ。脱ぎ着がこまめにできて「脱いでもスゴイ」(笑)インナーとアウターの関係って??
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photo:川本浩太 text:伊佐洋平 model:伊佐奈々
「何着たらいい?」から、
「この下に何着たらいい?」に変わってきた。
冷房でもないし暖房でもない。
除湿でもないし、送風なら窓を開けたほうが心地いい。
空調も用を成さないのがこの季節。
まめに窓を開けたり閉めたりするのがいい。
洋服もまめに着たり脱いだりが必要なのでしょう。
ちょっと寒いなって感じたら、
カバンからストールを取り出してサッと巻く。
そういうまめまめしい仕草がよろしくもあり、
必要な季節なのでしょう。
スカートはまだまだ立ち上がりに買った
コットンのスカートがちょうど良い。
いいタイツがないかなって気にしながら。
秋の展示会巡り。
「あー食べ過ぎた。」が口癖の妻は体も温まって、
店から出たらカーディガンの前を開けて
風にあたって涼みたい気分だ。
ストールなんか、垂らしておけばいい。
そして決まって、しばらくすると
「あー、寒いね。」ってオーバーな顔つきで
アピールするかのように上着まで取り出したりする。
今の季節なら、Gジャンなんかがちょうどいい。
コットンのシャツの上に
柔らかくて薄手のウールのカーディガンを。
その上からのGジャンだ。
ちょっと電車で移動すると、
大袈裟に「暑い!」と訴え始めるのもいつものこと。
今度は上着も脱いで、前も開けて。
ストールも手に持って。
Gジャンはどこやった!
季節が進んだら、今年はこんなジャケットも着てみたい。
英国のハンティングジャケットを思わせるようなデザインだ。
上着に合わせてストールも変えてみたい。
ふわふわ、ポンポンの可愛らしいのをぶら下げてみよう。
ガシッとしたツイードにはポンポンしているくらいがいいのかも。
今は空調に頼らず、窓を開け閉めして
風を通したりして過ごすかの如く、
まめまめしく、脱いだり着たりする季節。
体のわがままを素直に着てあげようか。
スカート:ゴーシュ ¥25,000+tax
シャツ:ゴーシュ ¥23,000+tax
カーディガン:ゴーシュ ¥18,000+tax
Gジャン:orslow ¥23,800+tax
ストール:khadi and co ¥18,000+tax
ツイードジャケット:FIRMUM ¥39,500+tax
ポンポンストール:wisp ¥28,000+tax
バッグ:テハマナ ¥26,000+tax
シューズ:ヴィエイユ ¥26,000+tax
東急田園都市線たまプラーザ駅から徒歩5分
℡045-482-4026
営業時間:11:00~20:00 水曜定休
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