素敵な器を使った朝ごはんコラム、5月担当は「夏椿」恵藤 文さん

器店主の朝ごはん
2016.04.28

月替わりで人気の器店の店主さんに、素敵な器を使った朝ごはんの様子をご紹介いただく連載「ある日の朝ごはん」。5月は「夏椿」の恵藤 文さんに担当していただくことになりました。今日は、世田谷の住宅街に佇むお店の様子をご紹介しますね。

世田谷線の上町駅から歩くこと10分ほど。見えてきたのは、「ここは本当に東京? 今は本当に平成???」と、思わず周りをキョロキョロしてしまいそうな、素敵な一軒家。こちらが「夏椿」です。
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実はこの建物、その昔、近くに映画の撮影所があったころ、原節子さんなど女優たちの休憩場所として使われていた日本家屋なのだとか。そのため、家もそのお庭も、質素ながら細かいところにまで心が行き届いていて、とても“しゃん”とした佇まいなのです。

そして、履き物を脱いでお店の中に足を踏み入れると、これまた素敵。日本の古家具、端正な器たち、小さく鈍く光るライト……それらが静かに調和した、なんとも不思議な時間の流れ方をしている空間で、なんだかジーーーンとしてしまいます。

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お店の奥にある部屋では、器のコーディネートがちゃぶ台に! ここで器を眺めていると、こんなちゃぶ台生活、始めたくなってきちゃいます。
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また、器だけでなく布物も充実。人気の草木染めのブランド「マキマロ」の服やバッグがここまで揃うお店も珍しいそう。
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思えばはじめて店主の恵藤文さんを、ナチュリラ別冊ムックで取材させていただいたのは、「夏椿」のオープンに向け、改装の真っ只中だったころ。それから7年の年月を経て、ほどよく力が抜けつつ、しっかりと地に足の着いた大人なお店になっていました。

作家さんに個展用に作ってもらった器は、せめて一つずつは残しておきたいと思いつつ、お客さまから希望があれば、自分用にとっておいたものもお分けすることが多いという恵藤さん。「だからお店で扱っている器が、自宅にたくさんあるわけではないんです」と笑います。

とはいえ、「ある日の朝ごはん」コラムには、お店の雰囲気そのままに、機能美とやさしさをあわせもつ器たちが登場予定。恵藤さんのテーブルコーディネート、必見ですよ!

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どの部屋からも眺められるお庭には、夏椿はもちろん、梅、あじさい、金木犀など、さまざまな花が植えられています。この花が咲き終わる頃に今度はこちらの花が……というように、四季を通じてリレーのように咲き揃い、目を楽しませてくれるそう。ぜひ足を運んで、このお庭でボーッとしてみてください!

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5月1日からスタートする連載もお楽しみにー。

 

←「夏椿」恵藤文さんのコラムはこちらから

夏椿(なつつばき)

器と、生活の中から生まれる道具を扱う店。毎月、個展や企画展を開催している。「ある日の朝ごはん」のコラム執筆は、店主の恵藤文さん。

 

東京都世田谷区桜3-6-20

TEL:03-5799-4696

http://www.natsutsubaki.com

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