おしゃれに大事なのはTPOを楽しむこと vol.4
TPOというとちょっと面倒なイメージがあるけれど大人のおしゃれはそれを楽しんでこそ、とchizuさん。仕事やプライベート、いくつかのシーンに合わせた着こなしを見せていただきました。
←vol.3からつづきます
いつもそんなふうにあちこちに気を配りまくりのchizuさんの趣味は靴磨き。外の音が聞こえないぐらい一心不乱に磨くのだといいます。その時間だけはうちにこもってバランスをとっているのかもしれません。
スーツで仕事の日は
銀座のバーで
クールダウン
スーツで打ち合わせという日もあるけれど、硬すぎると自分がつまらない。チャーリー・ブラウンのプリントのシャツを合わせたり、クロスタイで首元にポイントを作ったり。どこかに遊び心をプラスするようにしています。網タイツも寸止めの必需品(笑)。ギスギスした私の足をまあるく見せてくれます。居酒屋にもいくけれど、スーツの日の最後はバーに立ち寄りたくなる。サッと食べて飲んでおしまいにします。
銀座サンボア
「カクテルをオーダーしたらあとは放っておいてくれる。
サンドイッチなど食事もちゃんと美味しい」
とchizuさんおすすめの銀座の大人のバー。午後3時からオープン。
東京都中央区銀座5-4-7
銀座サワモトビル B1F
03-5568-6155
マンダリンオレンジで
ご近所モードにシフト。
餅菓子屋さんまで
モノトーンがおしゃれとは思っていないけれど、仕事のときは自然と白黒の服が多くなるし、明るい色の服はあまり持っていません。だからオレンジ色となると気分が軽くなって、ご近所パトロールにはもってこい。もこもこっとしたニットパンツとスニーカーを合わせて向かうのは餅菓子屋さん。この服なら寒さも行列も楽しめます。あ、でも、大きなスタジオで撮影するときは目立つ色着てますね、そのほうがどこにいても判別がつくので(笑)。
松島屋
今年創業100年を迎えた、東京・高輪にある餅菓子屋さん。
大福は昭和天皇がお好きだったことでも知られ、朝9時の開店前に列ができるほど。
できたてのみたらし団子も店主の自慢。
東京都港区高輪1-5-25
03-3441-0539
photo:大森忠明 text:田中真理子
もっと詳しい内容は、ただいま発売中の
『大人になったら、着たい服 '18-'19秋冬』でご紹介しています。
ご覧になってみてくださいね。
Profile
chizu
1955年生まれ。文化服装学院卒業後、スタイリストとして活躍。仕事のジャンルは食、インテリアなどが中心だが、そのおしゃれぶりは後輩たちの憧れの的。今春『私をぐっとおしゃれに見せる大人のおしゃれのひとさじ』(PHP研究所)も発売に。
肩の力を抜いた自然体な暮らしや着こなし、ちょっぴり気分が上がるお店や場所、ナチュラルでオーガニックな食やボディケアなど、日々、心地よく暮らすための話をお届けします。このサイトは『ナチュリラ』『大人になったら着たい服』『暮らしのおへそ』の雑誌、ムックを制作する編集部が運営しています。